文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医療相談室

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

耳管開放症 自分の声が反響

 2年前から補聴器を使用しています。最近、自分の話す声が耳の中で反響し、テレビやラジオの声が速く聞こえ、内容が理解しづらいです。耳鼻咽喉科で耳管 狭窄きょうさく 症と言われ、耳管通気法の治療をしても改善せず、別の病院では耳管開放症と診断され、今も特に治療していません。治療法はないでしょうか。(79歳男性)

頭を下げたり寝たりして改善

 

村上 信五 名古屋市立大学病院 耳鼻咽喉科部長(名古屋市)

 難聴があると考えられますが、自分の声が耳に響くのは自声強聴といって耳管開放症の症状の一つです。

 耳管は、耳の奥と鼻の奥でつながっている管で、中耳と外の圧を調整しています。あくびの時や食べ物をのみ込む時に開きますが、開きっぱなしになるのが耳管開放症です。

 体重が減少したり、脱水状態になったりすると起こります。一方、風邪や中耳炎によって、耳管がふさがる耳管狭窄症になると、聞こえづらくなったり、耳が痛くなったりします。

 耳管開放症は、自声強聴のほか、耳の 閉塞へいそく 感や自分の呼吸音が聞こえる症状を伴うことがあります。これらの症状は、頭を下げたり寝たりすると改善するので試してみてください。

 症状が軽ければ必ずしも治療の必要はありません。耳の閉塞感が強い場合、薬の内服や生理食塩水の点鼻、鼓膜のテーピングなどを行います。自声強聴や呼吸音の聞こえ方が強い場合には、鼓膜にチューブを入れるチュービングやピンで、耳管を閉じることもあります。

 ただ、体重が増え、体調が良くなると、自然に治ることも少なくありません。

 頭を下げる、寝るなどの行為や治療でも自声強聴が改善しない場合、補聴器の調整不良も考えられます。耳鼻咽喉科や日本補聴器販売店協会に加盟する補聴器販売店で相談しましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

医療相談室 新着回答

一覧へ

相談を投稿する

読売IDを取得し、ヨミドクターの有料(プラス)登録をされた方が利用できます。
下の「会員登録」のボタンをクリックして、手続きしてください。

  • 相談と回答は紙面に掲載されることもあります。すべての相談にはお答えできません。また、個別には回答いたしません。

直接相談する

24時間電話医療相談サービス

相談するには

オンライン相談には、ヨミドクターの有料(プラス)登録が必要です。電話相談は、読売新聞を購読されている方で、ヨミドクターの有料(プラス)登録をされた方のみご利用できます。

有料登録は月額200円(税抜き)です。