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[快便のコツ](1)洋式トイレでは前傾姿勢

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 背筋がスッと伸びた姿勢は美しく、賢く見える。だが、洋式トイレでおなかに力を入れる時は、フランスの彫刻家・ロダン作のブロンズ像「考える人」のような前傾姿勢が良いらしい。

[快便のコツ](1)洋式トイレでは前傾姿勢

 その理由を明らかにしたのは大腸肛門病センター高野病院(熊本市)の副院長、高野正太さん。米国の病院で、排便困難を訴える患者約50人を対象に研究した。

 小麦粉とバリウムで作った疑似便を排せつしてもらうと22人は背筋を伸ばした姿勢では排せつできなかったが、うち11人は前傾姿勢では完全に排せつできた。

 この検査中にエックス線写真を撮り、直腸や肛門の様子を詳細に分析した。前傾姿勢になると直腸から肛門につながる便の通り道が真っすぐになり、排便しやすくなることが分かった。

 高野さんは「直腸の下部は、安静時は恥骨直腸筋という筋肉に引っ張られて曲がり、便が出にくくなっている。おなかに力を入れると、この筋肉が緩んで便が出やすくなる。この筋肉は前傾姿勢でも緩みやすくなることが分かった」という。

 洋式トイレに座り、両肘を両膝の近くに置くと、ちょうど良い前傾姿勢になる。考える人をまねてほおづえをつく必要はない。和式トイレでは自然と前傾姿勢になるが、洋式トイレでは意識して前傾にすることが大切だ。

 床にしっかりと足をつけることも重要。便器に座ると足がブラブラする子どもは、足置きの台を使うと排便しやすくなる。台は、大人にも有効のようで、高野さんは「高さ15~20センチの台に足をのせて前傾すると、さらに排便しやすくなる人もいる」と語る。

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