文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

健康トレンド

介護・シニア

裸足ランニング(4)ケガを減らすために

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

「初心者こそ試してほしい」

裸足ランニング(4)ケガを減らすために

吉野剛さん 提供写真

 「日本ベアフット・ランニング協会」理事長の吉野剛さん(43)=写真=は、国内外で裸足ランニングの普及に取り組む第一人者だ。「これからランニングを始めたいという人こそ裸足を試してほしい」とアドバイスする。

 吉野さんは約20年前に米国の大学院でスポーツトレーナーの勉強をする中、一流スポーツ選手の多くが、膝やすねのケガに悩んでいることを知った。厚底のシューズ、サポーター、テーピングなど道具は進化を続けるが、ケガは一向に減っていない。

 自ら行った研究で、シューズと裸足で不安定な台に片足で乗り、いきなり傾けた時の筋肉の反射の時間を調べると、裸足の方が圧倒的に早かった。「裸足になれば、足首を不意にひねって捻挫することも減りそうだ。他のケガも同じでは?」と考え、裸足で走り始めた。

 どうすれば痛みを感じずに走れるか。当時、情報は少なく、自分の体で覚えようと試行錯誤を繰り返した。合気道や空手などの武術の足の運びも参考に、5~10キロから徐々に距離を増やし、今では、特別な準備をしなくてもフルマラソンを楽々と走れるという。

 レースに行けば、痛めた足をひきずるランナーをよく目にする。「ケガを防ぐ道具に頼りたい気持ちはよくわかる。でも、それで補えるのはわずか。自分の体をうまく使うことをもっと考えてほしい」と話す。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

健康トレンドの一覧を見る

最新記事