医療大全
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無痛分娩(1)1人診療所 母子に障害
介護用車いすに乗った母子が7月末、報道陣の前に姿を見せた。ロシア出身のエブセエバ・エレナさん(40)と長女、みゆきちゃん(4)だ。車いすが入れるエレベーターを備えた京都市内の福祉施設を会場に、開かれた記者会見。
「ありのままを見てほしい」
実母のボイコ・リュボビさん(63)と日本人の夫(55)の希望で実現した。今春以降、大阪、兵庫、京都で、出産の痛みを和らげる無痛 分娩 を巡る事故が次々に発覚したのがきっかけだ。
5年前、無痛分娩の麻酔後に容体が急変。母子ともに脳に重い障害を負った。エレナさんは話すことも起きあがることもできない。今なお目覚めぬ長女は人工呼吸器につながれている。
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