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水虫対策のイロハ

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[水虫対策のイロハ](3)放置すると重症化

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 水虫は放置すると、治りにくくなり重症化する。

[水虫対策のイロハ](3)放置すると重症化

爪の水虫になった足の指(比留間さん提供)

 代表例が爪の水虫だ。当初は爪の端が白くなるだけでかゆみも感じないが、進行すると爪全体が黄白色に変わり分厚くなる。足の爪が靴にぶつかって痛み、歩行困難になることもある。

 硬い爪の表面から水虫の原因となる菌が侵入するのはまれで、多くは爪の周辺部から内側に入り込む。足裏や指の間にできた水虫を完全に治さないまま何年もたつと、足裏で広がった菌が爪にも及ぶ。

 水虫治療に詳しい比留間皮膚科耳鼻科医院(埼玉県)副院長の比留間政太郎さんは「高齢者は体が衰えている影響もあり、発症しやすい」と話す。糖尿病や免疫抑制剤の使用などで免疫の働きが弱っている人も注意が必要だ。

 爪の水虫の治療では、爪の内側にいる菌を殺す必要があり、治療は飲み薬が確実だ。3~6か月飲むと、足の爪が生え替わる1年以上効果が続く。飲み薬を望まない人には効果が高い塗り薬がある。足裏にも水虫の菌がいるので、爪と足裏を同時に治療する。

 菌は、かかと周辺にも入り込む。皮膚が硬くこわばって、冬はひび割れが起きて痛む。かかとの皮膚は分厚く、塗り薬が浸透しにくいため、治療に時間がかかる。

 水虫のために皮膚のバリア機能が壊れたところからブドウ球菌などが侵入すると、リンパ管炎を起こしたり皮下脂肪全体が 化膿かのう したりする。足が腫れ上がり、症状が重い人は入院治療が必要となる。比留間さんは「足の病気は、生活に支障をきたす。早期の治療を心がけてほしい」と話している。(米山粛彦)

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