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介護・シニア

英会話、使う楽しさ体験

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正しさより伝えたい意欲

 英会話に挑戦したい、というシニアは多いだろう。サークルや語学学校に通う方法に加え、最近ではスマートフォンの英語学習アプリなど、学ぶ手段も多様になっている。自分に合った勉強法で、無理なく続けたい。

英会話、使う楽しさ体験

 「『何』を尋ねる時は、『What』です。よく覚えておいてください」。生涯学習に取り組む京都シニア大学(京都市)の英会話同好会。この日は3人のメンバーが参加し、講師役の石橋忠彦さん(75)の話を聞きながら、熱心にメモを取った。

 同好会は3年前に発足。海外勤務経験のある石橋さんが英会話の基本を伝えている。メンバーの女性(90)は「戦争の影響で学生の時に英語を学べなかった。テレビの内容も店の看板も横文字が多くて不便なので、習ってみようと思った」と話す。

 入会理由は、「外国人観光客の道案内をしたい」から「英語を話せるようになりたい」まで様々だ。レッスンで登場した「breakfast」という単語をきっかけに、普段の朝食の話題で盛り上がるなど、メンバー同士が和気あいあいと語り合うことも。

 シニアの英会話への関心は高い。習い事情報サイト「ケイコとマナブ」が2016年に行ったアンケート調査「人気おケイコランキング」では、50~64歳の人の今後やってみたい習い事は、男女とも「英語」が1位だった。

 英会話を学べる場は身近にある。老人福祉センターなどのサークル、ドリンク付きで外国人とおしゃべりを楽しむ英会話カフェのほか、レッスンの進み方が緩やかなシニア向けコースを設ける語学学校もある。

 スマートフォンやタブレットの英語学習アプリも充実してきた。人目を気にせず、ゲーム感覚で単語を覚えられ、自分のスピードでレベルを少しずつ上げていける。

 シニアが英会話を学ぶ際のポイントについて、ECC(大阪市)総合教育研究所所長の太田敦子さんは「まずは知っている単語やフレーズを使い、会話を試みてほしい」とアドバイスする。なじみのない単語を一から覚えようとしてストレスを感じるより、簡単な単語でも使う楽しさを体験する方が長続きしやすいからだ。

 語学学校などでは、いきなり外国人講師とのマンツーマン会話から始めるのはハードルが高い。同じレベルの受講生と励まし合いながら学べるグループレッスンがおすすめだという。日本語を交えた説明の多いラジオやテレビの英会話講座も取り組みやすい。

 学んだ英語はどんどん使おう。外国人観光客向けのボランティアガイドはいい機会だ。文法や発音に自信がなくても尻込みすることはない。最初は名所などの紹介文を読むだけでもいい。

 太田さんによると、世界で英語を話す人口のうち、母語の人は半分にも満たないという。「上達のコツは、正しさにこだわらないこと。伝えたい意欲の方が大切です」と太田さんは話している。

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