モデル 道端アンジェリカさん
一病息災
[モデル 道端アンジェリカさん]乾癬(2)全身真っ赤、大学病院へ
5年ほど前、
ある時、海外のテレビ番組を見ていて、出演していた女優と自分の症状が似ていることに気付いた。初めて乾癬を知り、調べ始めた。
そんな中、昨年9月に脚を骨折して入院した。退院後は松葉づえの生活。仕事には不自由で、好きな運動なんてもってのほかだ。多くの人が「運動できないとつらいでしょ」と気遣ってくれたが、意地を張って、気にしていないフリをした。知らないうちにストレスがたまっていた。
ある日突然、症状が広がった。全身が真っ赤になり、髪を触るたびにフケのように皮膚が落ちた。腕もおなかも背中もボロボロ。東洋医学の治療法を試したが、変化はみられなかった。
肌を隠したくて、常に長袖の服を選んだ。鏡も見たくない。入浴時は電灯を消した。オシャレな黒いコートを着たいけれど、剥がれる頭皮が気になる。友人にもスタイリストにも言えない。毎日泣いた。
ところが、肌を露出する仕事が迫っていた。画像はシミを消す加工は施せるが、自分がきれいと思っていない肌を、ウソできれいに見せるのは嫌だ。悔しかった。ファンも自分も、ごまかしたくない。専門の大学病院を探し、駆け込んだ。
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モデル
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