田代由紀子のアスリートレシピ
健康・ダイエット・エクササイズ
よだれ鶏冷やし麺
高たんぱく低脂肪の鶏むね肉で!
今週のテーマは「鶏むね肉」です。
筋肉を作る材料としてたんぱく質が必要であることは皆さんご存知だと思います。肉・魚・乳製品・大豆、それらの加工品にたんぱく質は含まれていますが、その中にはたんぱく質だけでなく多くの脂質を含んでいるものがあります。霜降りのステーキ、脂の乗った魚、ベーコンやソーセージなどの加工品、アイスクリームや生クリームなどはその代表的な食材です。体脂肪を増やし過ぎないためにはたんぱく質の取り方にも注意が必要です。
高たんぱくでありながら低脂肪の食材に、牛肉や豚肉のヒレやもも肉、鶏肉のささみやむね肉、イカやタコなどの魚介類、豆腐や豆乳などの大豆製品があります。これらはアスリートのみならず健康を気遣う人にお薦めです。
今回のテーマ食材「鶏むね肉」は、たんぱく質の代謝に必要なビタミンB群や、近年研究が進んでいるイミダゾールペプチドという疲労回復効果の期待できる成分も含んでいる優秀食材です。調理法によってはパサつきがちな部位の鶏肉ですが、今回ご紹介する方法ならしっとり、軟らかくゆであがります。
「よだれ鶏」とは四川省でよく食べられている中華料理で、その名の通り「よだれが出る」ほどおいしいと名付けられたそうです。ピリ辛のタレで食欲アップ間違いなしです。
[ 作り方 ]
(1) 鍋に水(分量外)とネギ(青い部分)とショウガスライスを入れて火にかけ、沸騰したら鶏むね肉を入れて再沸騰するまで(2~3分)ゆでたら、蓋をして火を止めて30分ほど置き、薄くスライスする。
(2) 別の鍋でモヤシをゆでる。 香菜 は2cmの長さに、青ネギは小口切りにする。カシューナッツは粗く砕いておく。
(3) タレを作る。厚手のビニール袋に 花椒 (中国 山椒 )を入れて麺棒などで 叩 いてくだき、それ以外の材料とゆで汁50ccを加えてよく混ぜる。
(4) 麺を表示通りゆで、冷水で冷やしてから水気を切り、器に盛る。(1)・(2)をトッピングし、(3)をかける。
※鶏肉は食べる直前までゆで汁に浸しておくとパサつきません。
※残ったゆで汁はスープとして利用してください。
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