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自転車、危険な場所を確認

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ブレーキなど大人が点検

 夏休みは、子どもだけで自転車に乗る機会が増える。行動範囲が広がる分、車との出合い頭の事故などに遭う危険性も高まり、親の不安は大きい。親子一緒に近所を自転車で走るなどして、危険な場所を子どもと確認しておくことが大事だ。

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 「自転車は車の仲間。道路の左端を走り、標識や交通ルールを守ってください」

 千葉県の木更津市交通公園で今月開かれた自転車安全教室で、市立八幡台小学校の3年生に、講師を務めた木更津自動車学校の羽山孝嗣さんが呼びかけた。

 児童らは、必ずヘルメットを着用して頭を守る、交差点では「止まれ」の標識がなくても一時停止して左右確認後に渡る、13歳未満なら歩道(車道寄り)を走ってもよい――といった知識を学んだ。また、サドルは両足の爪先がつく高さに調整するなど自分の体格に合った自転車に乗ることや、自転車を点検する際の合言葉「ぶたはしゃべる」=イラスト=も教わった。

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 羽山さんは「ブレーキの利きが悪いなど整備していない自転車に乗ると、命に関わる。大人がこまめに点検して」と話す。

 ただ、安全運転が大事とわかっていても、クラスメートと遊んでいると、楽しさのあまり、交通ルールを忘れてしまう子どももいる。安全教室の様子を見学していた保護者らからは、「友達と住宅街で並走したり、スピードを出したりすることがある」「子どもが車と接触したことがあり、肝を冷やした」といった声が聞かれた。

 特に注意したいのは、交差点での事故だ。交通政策の専門家らでつくる「自転車の安全利用促進委員会」によると、小学生の自転車事故で最も多いのが、車との出合い頭の事故だという。裏道の交差点や幹線道路と脇道の交差点で多発している。

 幹線道路の交差点では、車が左折する際、自転車を巻き込む事故も目立つ。同委員会メンバーで三井住友トラスト基礎研究所の 古倉宗治こくらむねはる さんは、「歩道を自転車で走る小学生はドライバーの死角になりやすいので、車の動きに特に注意して」と呼びかける。

 自転車に乗れば、事故で自分がけがをすること以外に、歩行者などにけがをさせ、加害者となる可能性もある。こうした点も子どもに説明し、「歩道は歩行者優先。すぐ止まれるような速さで走る」といった点を徹底させたい。

 小学生の子を持つ自転車ジャーナリストの遠藤まさ子さんは、「運転時の注意を口で説明するだけではなく、子どもの行動範囲を親が一緒に自転車で走ってみてほしい」と提案する。

 どこが危ないのか、どの道のどの場所を通ればよいのかなどを、子どもと一つ一つ確認していくと効果的という。「親子で交通ルールを確認したり、近所の危険箇所の地図を作ったりして、楽しみながら安全対策を学ぶのもお勧めです」と話している。

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