偏食と好き嫌い
元気なう
[偏食と好き嫌い](3)給食は味を知るチャンス
嫌いな物を無理して食べなくても、栄養は、ほかの食品で補える。だが、嫌いだからと避けていると、大人になって困らないか。
東京都文京区立
自身の野菜嫌いを給食のおかげで克服した松丸さんは「給食で様々な味の経験を積むことが大切」との信念を持つ。だしでうまみを利かせる。くせのある野菜を使う時は肉やチーズを加えるなど、ひと手間を欠かさない。
子どもが嫌いな野菜の筆頭はピーマン。だが、鶏ひき肉といためたタイ料理のガパオなどは多くが大好きだという。ピーマンの苦みが実はおいしいと知ることで、ほかのピーマン料理も食べられるようになる。
ナス嫌いも多い。煮ると、灰色になって食感も見た目も良くない。ナスは素揚げしてから料理に入れる。油を吸って甘みが出て、形崩れもせず、鮮やかな紫色になる。
松丸さんの給食レシピは家庭でも参考になる。読売新聞の医療サイト「ヨミドクター」( https://yomidr.yomiuri.co.jp/ )で、「 松丸奨の『おとなの給食アレンジレシピ』 」に掲載されている。
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