本ヨミドク堂
医療・健康・介護のコラム
『発達障害の子の健康管理サポートブック』 梅永雄二監修
入浴して髪や体を洗う、爪を切る、夜更かししない、人目を気にする。当たり前の生活習慣が発達障害の子どもはなかなか身に付かない。思春期を迎える中学生の頃から、様々な困難が顕在化しやすいほか、健康面のトラブルにもつながる。
監修者は早稲田大学教授の臨床心理士。本書では、学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)など発達障害のタイプの特徴を踏まえ、「体のケア」「食事の習慣」「病気・ケガ」「性の問題」という四つの分野での具体的なサポート方法を紹介している。
健康管理のための生活習慣がどれだけ身に付いているか確認できる。
(講談社 1300円税別)
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