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ミュージシャン 野沢秀行さん

一病息災

[ミュージシャン 野沢秀行さん]腰痛(1)火山爆発のような激痛

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[ミュージシャン 野沢秀行さん]腰痛(1)火山爆発のような激痛

野沢秀行さん=松本拓也撮影

 サザンオールスターズで、コンガやタンバリンなど打楽器のパーカッションを担う。コンサートではコックやテニス選手に ふん するなど盛り上げ役にもなり、「毛ガニ」の愛称で親しまれる。明るいキャラクターとは裏腹に約30年間腰の痛みに苦しんできた。昨年末、体験をつづった本を出版し、話題になった。

 きっかけはぎっくり腰だった。デビューから約10年たった1986年、バンド活動は軌道に乗り、ソロ活動を始めていた。自宅で曲作りに没頭。音楽制作用の機器の前に何時間も同じ姿勢で座っていた夜、急に腰が痛くなった。

 診療所で注射を打てば楽になる。3度目の受診時は足のしびれがあり大学病院を紹介された。背骨の一部が外に突き出て神経を圧迫する「椎間板ヘルニア」と分かった。

 入院して安静にすると痛みはひいた。音楽活動に戻りたい。医師に退院を願い出た。「再発するから」ととめられたが、半ば強引に病院を出た。

 1か月後の朝、腰が曲がり動けなくなった。医師の言う通りだった。再入院で患者仲間に「お帰り」と迎えられ、苦笑いをするしかなかった。

 前より重症で医師から手術を勧められたが、後遺症が心配で踏ん切りがつかない。ある日、体をひねると激痛が走った。テレビには伊豆大島の三原山の噴火の模様が映っていた。「腰で火山が爆発した」と思った。耐えられなくなった。

 

  ミュージシャン(サザンオールスターズ) 野沢 秀行さん(62)

 

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