田代由紀子のアスリートレシピ
健康・ダイエット・エクササイズ
夏野菜のサバカレー
「サバ缶」でDHA・EPAを
今週のテーマは魚に含まれる「DHA・EPA」と呼ばれる油です。
油と聞くと体重やコレステロール値の増加などと悪者に思われがちですが、油は体にとって必要不可欠なもの。油は動物性の食品に含まれるもの、植物性の食品に含まれるもの、魚に含まれるものなどその特性によって分類されます。
一般的に動物性の脂はコレステロール値を高める作用があることから取り過ぎに注意が必要とされています。植物性の油は細胞膜やホルモンの原料、体を動かすエネルギー源となるために必要なものですが、やはり取り過ぎは禁物です。反対に積極的に取るべきとされているのが魚に含まれるDHA・EPAと呼ばれる油なのです。
DHA・EPAはHDLコレステロール値(善玉コレステロール)を高める、アレルギー症状を改善する、炎症を抑えるなど、さまざまな効果が期待できるとされています。また、魚の油は「血液の循環をよくする」という役割もあります。血流がよくなると体のすみずみまで酸素を届けることが出来るので、筋肉に多くの酸素が必要なアスリートに注目されています。
今回はDHA・EPAを豊富に含み、手軽に用意できる「サバ缶」を使ったカレーをご紹介します。スパイシーな香りが食欲を誘います。
[ 作り方 ]
(1) ショウガとニンニクはみじん切りに、キャベツ・トマト・ナスは一口大に切る。
(2) フライパンにオリーブ油・ショウガ・ニンニクを入れて中火でいため、香りがたってきたらカレー粉を加える。
(3) (2)にトマト・キャベツ・ナス・水を加えて煮込む(ふたをして蒸し煮にする)。
(4) 野菜が軟らかくなったらサバ缶を加えてひと煮たちさせ、火を止めプレーンヨーグルトを加えてよく混ぜる。
(5) 器にごはんとともに、盛りつける。
※お好みで仕上げにクミンパウダーやガラムマサラを加えるとよりスパイシーなカレーになります。
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