確定と未確定とグレーゾーンの 寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受 2017年6月26日 無痛分娩や産科救急の特殊性もありますが、他の科や救急医療との相似が医療連携や医療圏再編の話です。 地域や各科の救急疾患の特性の差異を踏まえて再構築されるべきでしょう。 各科医の守備範囲や採算の問題もあって、産科と麻酔科を守るためにも、全科のバランスが大事になります。 例えば、阪神間でも市や区の大小があって、基幹病院や教育機関、企業の所在の偏在も含めて難しく絡み合っています。 10万人都市と100万人都市、1500万人都市圏では抱えられる人材や器材に差異や偏りがあります。 必ずしもすべて自前である必要はなく、医療崩壊を防ぐべく、各自が努力しています。 中規模病院以上の勤務医や医療者の一部の働きにくさなどが、個人医院やフリーランスが増える要因でもあります。 特に、急性期と慢性期の病院の機能や収益構造の分離の影響が地域や施設によってかじ取りに大きな影響を与えています。 経済規模の限界はあるものの、個人や少数の方が医療が均質になるメリットはありますし、達人なら少人数のマイナスはあっても、メリットの方が大きい部分もあるでしょう。 一方で、同じミスでも大きな施設で手を尽くして助からなかった場合、許されやすい部分もあります。 骨形態計測学会でも、骨粗鬆症からの大腿骨頸部骨折を、生活習慣病に伴う脳卒中や心筋梗塞のように、予期しうる救急疾患として扱うことが提唱されていました。 スポーツやお祭りの外傷も外傷頻発の予測は可能です。 最後は結果論ですが、100%偶発的な事象と必然的な事象は違います。 ということは、分娩の予定時期(他科であれば手術の発生時期)が外れた時でも、WIN-WINになる医療システムが患者のためにも必要になりますね。 違反報告
計画分娩しました はなまる 2017年6月24日 第一子のときは自然陣発後の硬膜外麻酔で産みました。今回は、突然陣痛で母親がいなくなっては第一子が不安だろうし、夫の仕事の予定を考慮し、計画で硬膜外麻酔下に出産しました。 結論からいえば、第一子、二子ともに陣痛誘発剤のお世話になりましたが、母子ともに健康です。 だだ、第一子のときは誘発剤で本陣痛がきたので、5時間で出産できましたが、計画の今回は誘発剤でも陣痛がなかなかのってこず、20時間オーバーの難産でした。 麻酔、誘発剤ともに投与量が多くなり、頭痛、嘔吐など気分不良が出現したため、途中で減量を申し出ましたが、体制がととのっておらず、また担当の産科医も麻酔に明るいわけではないため、中止かこのまま使い続けるかを自分で選択してと言われました。 私と夫は医師なので、結局、誘発剤は中止、麻酔は継続を選択して産みましたが、医療知識のないひとに(しかも陣痛中に)選択できるのかな、と疑問。何がおこっても、選択した自己責任ということでしょうかね。 違反報告
確定と未確定とグレーゾーンの
寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受
無痛分娩や産科救急の特殊性もありますが、他の科や救急医療との相似が医療連携や医療圏再編の話です。
地域や各科の救急疾患の特性の差異を踏まえて再構築されるべきでしょう。
各科医の守備範囲や採算の問題もあって、産科と麻酔科を守るためにも、全科のバランスが大事になります。
例えば、阪神間でも市や区の大小があって、基幹病院や教育機関、企業の所在の偏在も含めて難しく絡み合っています。
10万人都市と100万人都市、1500万人都市圏では抱えられる人材や器材に差異や偏りがあります。
必ずしもすべて自前である必要はなく、医療崩壊を防ぐべく、各自が努力しています。
中規模病院以上の勤務医や医療者の一部の働きにくさなどが、個人医院やフリーランスが増える要因でもあります。
特に、急性期と慢性期の病院の機能や収益構造の分離の影響が地域や施設によってかじ取りに大きな影響を与えています。
経済規模の限界はあるものの、個人や少数の方が医療が均質になるメリットはありますし、達人なら少人数のマイナスはあっても、メリットの方が大きい部分もあるでしょう。
一方で、同じミスでも大きな施設で手を尽くして助からなかった場合、許されやすい部分もあります。
骨形態計測学会でも、骨粗鬆症からの大腿骨頸部骨折を、生活習慣病に伴う脳卒中や心筋梗塞のように、予期しうる救急疾患として扱うことが提唱されていました。
スポーツやお祭りの外傷も外傷頻発の予測は可能です。
最後は結果論ですが、100%偶発的な事象と必然的な事象は違います。
ということは、分娩の予定時期(他科であれば手術の発生時期)が外れた時でも、WIN-WINになる医療システムが患者のためにも必要になりますね。
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計画分娩しました
はなまる
第一子のときは自然陣発後の硬膜外麻酔で産みました。今回は、突然陣痛で母親がいなくなっては第一子が不安だろうし、夫の仕事の予定を考慮し、計画で硬膜外麻酔下に出産しました。
結論からいえば、第一子、二子ともに陣痛誘発剤のお世話になりましたが、母子ともに健康です。
だだ、第一子のときは誘発剤で本陣痛がきたので、5時間で出産できましたが、計画の今回は誘発剤でも陣痛がなかなかのってこず、20時間オーバーの難産でした。
麻酔、誘発剤ともに投与量が多くなり、頭痛、嘔吐など気分不良が出現したため、途中で減量を申し出ましたが、体制がととのっておらず、また担当の産科医も麻酔に明るいわけではないため、中止かこのまま使い続けるかを自分で選択してと言われました。
私と夫は医師なので、結局、誘発剤は中止、麻酔は継続を選択して産みましたが、医療知識のないひとに(しかも陣痛中に)選択できるのかな、と疑問。何がおこっても、選択した自己責任ということでしょうかね。
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