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夏バテに備える

元気なう

[夏バテに備える](1)早歩きで汗腺増やす

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 梅雨が明けたら夏本番。今から体調を整えて、暑さに備えたい。

 桐蔭横浜大学教授(生気象学)の星秋夫さんによると、寒さや暑さに慣れるまでの期間は、年齢に比例して長くなり、高齢者は1か月ほどかかる。最近は、冷暖房に頼った生活習慣から、リズムが乱れがちだ。

[夏バテに備える](1)早歩きで汗腺増やす

 体温を下げる仕組みは二つある。一つは、皮膚表面の血流が促され、熱を外に出す。もう一つは、汗が蒸発する際に熱を奪う気化熱だ。星さんは「汗の方が、体温を調節する効果が高い」と話す。

 運動不足や冷房に頼りすぎて汗をかく機会が減ると、汗を作る汗腺が退化してしまう。暑くても汗が出ない「無汗症」になり、体温が下がりにくくなる。これが夏バテや熱中症につながる。

 大事なのが運動だ。1日30分程度の早歩きのウォーキングなど少しきつめの運動を繰り返すことで、汗腺が再び増える。雨の日は、室内で階段の上り下りなどを。サウナに入って流れ出る汗は効果がないという。星さんは「運動をした時間に比例して効果がある。運動をやめると効果がなくなる」と話す。

 高齢者は、汗腺が衰えていて、暑さを感じ取る感覚も鈍っている。一定の温度や湿度を超えると警告音を出す計器も市販されているので、持ち歩いたり、見えやすい場所に置いておいたりすると助けになる。

 汗腺が増え、発汗量が増えるとミネラルも体外に出るので、補給したい。暑さに体が慣れてくれば、汗の量も適度に調節されるようになるという。

 

 

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