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教えて!ヨミドック

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「やせの大食い」なぜ太らない?

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筋肉量・腸内環境の関係

 

「やせの大食い」なぜ太らない?
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   横綱の稀勢の里、大きくてかっこいいなぁ。力士になるのが夢だったけど、食べても食べても全然太れない。

  ヨミドック  「やせの大食い」ですね。食べ物で体に入る摂取カロリーより、生きていくのに必要なエネルギーのほうが多いと体重は増えません。活発な人は必要なエネルギーも多くなりますが、筋肉の量も大きく関係しています。筋肉はあまり動かなくても多くのエネルギーを使うのです。そのため筋肉質の人は、太りにくいといえます。

   やせて見えるけどお尻の筋肉は自信があるよ。

   腸の動きが活発すぎて、食べ物が十分に吸収されず、エネルギーにならないまま排せつされていることも考えられます。腸内細菌の構成によって、太りにくい体質になる場合があることも研究でわかってきました。

   便通も関係しているかもしれないんだね。

   「エネルギーを消費しやすい遺伝子」も見つかっています。その遺伝子があると、ご飯1杯程度のカロリーを多く消費するのだそうです。

   僕も親から引き継いだのかな。

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   さらに、面白い研究があります。温暖化で気温が1度上がると、アメリカだけで糖尿病が年10万人以上増える可能性があるというのです。気温が上がると、エネルギーを使って体温を上げる必要がなくなるため、エネルギーが余って肥満や糖尿病の原因になるのでは、という説です。

   太りたいなら暖かい所か。僕は寒がりだから南の島が大好き。

   この説によると、寒がりは、通常より多くのエネルギーを使って体温を上げようと頑張っているといえます。これも太りにくい体質といえるかもしれません。

   力士は無理だけど、元気に生きていけそうだよ。

   今はやせていても、食べ過ぎに運動不足などが重なって肥満や糖尿病などになることは十分考えられます。見た目はやせでも血圧や血糖値が高い「やせメタボ」も問題になっています。油断せず、バランスの良い食事や適度な運動を心がけるべきですね。

 (石塚人生/取材協力=一瀬雅夫・帝京大学特任教授、河合俊英・東京都済生会中央病院糖尿病内分泌内科部長)

 

 ヨミドックは読売新聞の医療介護サイト「ヨミドクター」のお医者さんキャラです。

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