文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

健康トレンド

介護・シニア

健康植物(4)ナンキョウ 認知機能低下を防止

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック
健康植物(4)ナンキョウ 認知機能低下を防止

香辛料としてタイ料理に欠かせないナンキョウの根茎(小島さん提供)

 トムヤムクンなどタイ料理で口にしたことがあるかもしれない。東南アジア原産の「ナンキョウ」(タイショウガ)はショウガ科の多年草。根茎は香辛料として使われている。ぴりっと辛い。

 この根茎に含まれている「アセトキシチャビコール・アセテート(ACA)」という物質に、認知機能の低下を防ぐ力があるらしい。

 大阪市立大の小島明子准教授(51)が実験で確かめた。老化が進んだマウスにACAを混ぜた餌を与えたところ、もの忘れが進むのを抑えられた。年を取ると、記憶をつかさどる大脳の「海馬」という組織で神経細胞の数が減ってしまうが、ACAを食べたマウスは減らなかったそうだ。

 将来、人間に応用できれば、アルツハイマー病など認知機能に関わる病気を予防できるかもしれない。

 ナンキョウにはこの他、がんや肥満を予防する効果もあるという。

 マテ、マンゴー、ナンキョウ――。古来、植物は食用として、人の健康を保つのに不思議な力を発揮してきた。ただし、それだけを食べていれば十分、というわけではないようだ。

 小島さんは語る。「大切なのはあくまでも、いろんな食物をバランスよく食べること。健康長寿を保つにはそれが一番ということを忘れないでほしい」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

健康トレンドの一覧を見る

最新記事