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教えて!ヨミドック

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ギャンブルなどの依存症とは?

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負けに過敏な人は注意

 

ギャンブルなどの依存症とは?
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   困ったゾウ。ゲームに熱中し過ぎてデートに遅刻しちゃった。彼女は僕を「ゲーム依存症」だって。

  ヨミドック  好きな事に没頭し、時間がたつのを忘れることはよくありますから、心配ご無用です。ただ度が過ぎて、仕事も約束もおろそかになる状態が長く続いたら問題ですね。

   好きでのめり込むのと精神疾患の依存症はどう違うの。

   依存症は専門的には「障害」と言います。違法な薬物などの使用で起こる「やめられない」などの障害は、薬が脳に悪影響を与えたと考えられるので、脳の病気と言えます。しかし、ゲームやギャンブルにのめり込むことで、脳が一時的ではなく、病的に変わってしまうのかどうかはわかっていません。

   研究中なんだね。

   病気の特徴的な症状などをいくつか明記したものを診断基準といいます。ゲーム障害の診断基準は確立していませんが、ギャンブルは診断基準があり、基準を満たせば「ギャンブル障害」と診断されます。しかし、その3割から6割は自然回復するという報告もあります。

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   治らない病気と決めつけたらいけないんだね。

   ギャンブル障害の診断基準には「中断、中止すると落ち着かなくなる、いら立つ」「しばしばギャンブルに心を奪われている」などがあります。これを恋愛に置き換えてみてください。「彼女に会えないと落ち着かず、いら立つ」「しばしば彼女に心を奪われている」。恋愛も度を越えたら生活の障害になりますが、脳の病気と決めつけられたくはないですよね。それに、残念ながら恋の多くはやがて冷めるものです。

   それでもギャンブル熱が冷めない人もいるよ。

   負けに過度にこだわる人は重くなりやすいので注意して。本当はやりたくないのに続けたり、苦痛なのにやめられなかったり、心に強い自己矛盾が生じていると危険信号です。生活の破綻や自殺を招くこともあるので、専門の医療機関や精神保健福祉センターなどに相談してください。

 (佐藤光展/取材協力=河本泰信・よしの病院精神科医、蒲生裕司・こころのホスピタル町田精神科医)

 

 ヨミドックは読売新聞の医療介護サイト「ヨミドクター」のお医者さんキャラです。

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