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乱暴な言葉、汚い言葉…叱るよりも気持ちを聞く

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 子どもは時に「バカ」「死んじゃえ」など、乱暴な言葉や汚い言葉を使うことがある。頭ごなしに叱ったり注意したりするよりも、子どもに「なぜその言葉を使ったのか」を尋ね、話に耳を傾けることが大切だ。

乱暴な言葉、汚い言葉…叱るよりも気持ちを聞く

「いじわる」や「嫌い」など、自分が言われたくない「ちくちく言葉」を発表する園児ら(東京都江戸川区の船堀中央保育園で)

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 「『バカ』と言われたらどんな気持ちになるかな」

 東京都江戸川区の船堀中央保育園の年長児クラス。4月下旬、帰宅前に開く会で、担任保育士の伊藤拓磨さんが約20人に語りかけた。子どもたちは「嫌な気持ちになるよ」「悲しくなる」などと口々に答えた。

 同園では、言われてうれしい言葉を「ぽかぽか言葉」、悲しくなる言葉を「ちくちく言葉」と呼ぶ。話す能力が発達するこの年代の子どもたちに、言葉の持つ力を理解してもらうためだ。

 同園によると、子どもは他の保育所から移ってきた時、仲の良い友達が引っ越してしまった時など、環境が変わって不安を感じると、乱暴な言葉や汚い言葉を使うことが多い。そんな子どもに対しては「ごはんをきれいに食べられたね」「○○が上手」など、積極的に声をかけるという。園長の菊地真琴さんは「肯定的な言葉をかけることで子どもも前向きになれ、自信を持てます」と話す。

 子育て支援に取り組むNPO法人ハートフルコミュニケーション(横浜市)が開く講座には、子どもの言葉遣いに悩む親が時々参加する。代表理事の菅原裕子さんは「3、4歳くらいの場合、意味も分からずに面白がって使う場合が多い。大人が驚いて『だめよ!』などと言うと、喜んで繰り返すことがある」とする。聞き流すなど大人が無反応だとつまらないと感じ、使わなくなるという。「実は親のまねをしているケースがある。大人も言葉遣いを意識して」と助言する。

 文部科学省の調査によると、学校内外で暴力行為に及ぶ子どもは年々増えている。特に小学校低学年で目立ち、2015年度は1年生で1085人と、5年前の約3・8倍だった。白梅学園大学教授(臨床教育学)の増田修治さんは「低学年の子どもは言葉で自分の気持ちを伝えるトレーニングが不足しているため、思いあまってたたく・蹴るなどの暴力を選んでしまうことがある」と分析する。

 「バカ」などの言葉を使うのも、 語彙ごい が少なく感情をうまく表現できないからという。「人を傷つけるような言葉を使った時は、どんなトラブルが起き、なぜそんな言い方をしたのか、子どもの話を聞き、気持ちを受け止めることが大事」と増田さんは話す。

 例えば子どもが「死んじゃえ」と言った場合、「本当に死んでいいの?」と聞く。子どもが「おもちゃを取られたから。取られたくなかった」と言えば、「その気持ちを伝えるため、ほかの言い方を一緒に考えよう」などと応じる。

 増田さんは「語彙を増やし、自分の思いを相手に伝えられるようになれば、乱暴な言葉や汚い言葉は徐々に使わなくなります」と話している。

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1件 のコメント

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みんな理性を兼ね備えている

れんれん

自分の子育てと、小規模ながら地域の学習塾をやっていた経験で言うと 子どもがとんでもないことを言ったときは 最初はたいてい口先です。 「親なんか死...

自分の子育てと、小規模ながら地域の学習塾をやっていた経験で言うと
子どもがとんでもないことを言ったときは
最初はたいてい口先です。
「親なんか死ねばいい」とか「先生にいいやつなんか一人もいない」
「人殺しは悪くない」
などなど。

その場で大げさに反応しないで
「本当に、そう思うの?」
と聞くと、たいていの子は
「・・・、いや、そうじゃない」
と自分の本心を見つめなおそうとします。
その作業が子どもに内在する理性を育てると思います。

ひどいことをいったときに、それに直情的に反応して
おおげさに叱ったり
体罰のようなことをすると、
子どもの中に本当の暴力性が生まれてしまうのではないかなーと思うのです。

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