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我慢と鎮痛剤の是非

寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受

他の新聞紙での疼痛の我慢と治療の是非の特集を先に見ました。

我慢強い日本人が多いだけに、みんなで協力しないと、より良い未来は難しいですね

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分かりにくいダメージと鎮痛剤の複雑な関係

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

慢性損傷や高エネルギー外傷の場合、傷のサイズや痛みの自覚症状の訴えや出血量と重症度や致命率は必ずしも相関しないという悩ましい問題があります。

そこに、鎮痛剤の問題も重なります。
よく効く薬は、様々な症状を覆い隠してしまいます。
経験したスポーツによる膝の損傷と顔面裂傷を例にとります

スポーツによる損傷は、一般論として、トレーナー、開業医や整骨院の治療での治癒がうまくいかない場合、靭帯や半月板、筋骨格などの、眼やレントゲンでは見えない重症やの可能性を考えて、大きな病院でMRIを撮られるほうが無難です。
怪我は、怪我と確認されなければ怪我ではないので、無理してしまう選手も多いと思います。
負傷状況に応じた柔軟な選手の使い方をできるチーム状況とは限らないので、そういう意味ではチームと個人の利害相反もあります。

次に、サッカーの小競り合いで眼瞼裂傷の関連。
傷口が小さい場合、一般人の感覚だと傷が小さい=ダメージが少ないと考えがちですが、実はそうではなくて、傷の発生にかかるエネルギーが内部に向かっている可能性も考慮しないといけません。
その場合、脳震盪に準じた状態や慢性期の脳内出血や眼窩吹き抜け骨折を考えて、意識レベルの低下と複視の出現を予測する必要があります。

鎮痛剤は損傷を治すわけではないが、快適な生活やちょっとした無理を支えます。
そこに依存症や集団生活、致命傷の可能性の問題も合わさってきます。

やみくもな鎮痛剤の使用と同じく、やみくもな禁止も問題です。
折角ですから、また取り上げていただければと思います。

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適切な鎮痛医療を学ぶ苦痛とどう向き合うか

寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受

5月2日の「患者本位の検診に」にもコメントを書きましたが、実際、医学の内容の更新を一部の医師だけで行っても、うまくいきません。

過去の医療に携わった上級医師のメンツ、スタッフの認識、市町村や患者の認識、そういう部分は半ば宗教的であり、既存の意識を塗り替えるのは半ば宗教戦争のような部分もあります。

「宗教は人民の阿片である」という言葉が思い出されますが、認識を変えるという苦痛も含めてどう運用するかという高尚な悩みともいえます。

昔ほど医師の権威が強い時代ではなく、科学的に塗り替えていくことが要求されますし、旧来の医療を好む人との折り合いもつけていかないといけません。

日本ではオピオイドは麻薬扱いなので稀ですが、類似の強力な鎮痛剤や少し弱いNSAIDsも含めて物質依存や心理的依存は存在します。

自分もスポーツは長くやってきたので、自分自身や周囲の出来事も含めて、痛みとどう向き合うかは一つのテーマでしたが、痛みのことや、薬のこと、スポーツ医学やスポーツを深く学ぶほどに、様々なアプローチがあることを知りました。

痛みに限らず、諸症状は身体からのサインであり、不快ですが悪ではありません。
しかし、不便や不快感を抱えながら生きていくには、学びや心の余裕が必要であり、いつでもそういう時間や余力が持てるわけでもありません。

改めて、専門家を尊重しながらもみんなで考えていく時代です。

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