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モデル 栗原類さん

一病息災

[モデル 栗原類さん]発達障害(4)もがいても進み続ける

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 2015年5月、生放送の朝の情報番組で発達障害であることを告白した。放送後、発達障害の当事者らから「励みになる」という多くのメッセージが寄せられた。そして自伝を書くことを決めた。

[モデル 栗原類さん]発達障害(4)もがいても進み続ける

栗原類さん=岩佐譲撮影

 もがきながらも輝ける場所にたどり着いた道筋を示すことで、多くの人の役に立てれば、との思いだった。

 しかし、記憶力が悪く、思い出せない。2週間かけて200字しか書けないこともあった。母親、主治医、友人を取材して回り、1年かけて失われた記憶を取り戻した。

 執筆の過程で再確認したのは、母親への感謝だった。子どもの頃に始めたモデル業でも、「一番下っ端だから、周囲のスタッフさんへの感謝と敬意を忘れてはダメ」「モデルじゃなくて服が主役。黒子に徹しなさい」と何度も言われた。翻訳業やライターという裏方をした母親の経験からの言葉だった。

 過剰に謙虚になり、「ネガティブ」と言われることにもつながったのだけれど。

 「芸能の道で生きる」と覚悟を決めた。同じ時間に起きて、同じ職場に通う仕事は耐えられない、と感じるからだ。

 特に力を注ぐのが俳優だ。電車内や街中での人間観察を欠かさず、 美貌びぼう の吸血鬼から就職活動中の大学生まで演じる。「理想は、表情一つで人を笑わせるコメディー俳優です」 (文・竹井陽平、写真・岩佐譲)

  モデル 栗原類さん(22)

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