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バセドウ病眼症…目の奥に痛み

 3年前からバセドウ病眼症で苦しんでいます。ステロイドパルス療法をしましたが効果がなく、骨が細くなってしまいました。眼球を切開してステロイドを注射したりしましたが、目の奥の痛みも全く取れません。眼圧も高くなり緑内障の目薬もさし始めました。良い治療法はありませんか。(30歳女性)

自己免疫抑え、目の手術も必要に

安積 淳 神戸海星病院副院長 眼科(神戸市灘区)

 バセドウ病眼症は甲状腺眼症ともいわれる目の病気です。目といっても眼球自体に病気が起こるわけではなく、まぶたや周囲の筋肉、脂肪といった眼球を取り巻く組織の病気です。

 甲状腺ホルモンが原因と誤解されることも多いのですが、実は自己免疫疾患の一つで、細菌などの外敵から身を守るはずの免疫細胞が自らの目を攻撃してしまうことで発症します。

 発病すると、まぶたが腫れる、目が飛び出すといった特徴的な症状が表れます。涙が出たり目の奥に不快感を覚えたりすることもよく見られる症状で、ひどくなると、物がだぶって見える、目が見えなくなる、といった深刻な事態に陥ります。

 ただし、自然に治まることもあり、半年から数年で症状は安定します。軽ければ治療せず経過を見ることも選択肢です。その間、甲状腺機能は正常に保ち、症状を悪化させる喫煙や副流煙は避けましょう。

 症状が強い場合は治療します。発症から半年頃までは、自己免疫を抑え込むのに大量のステロイドが必要で、パルス療法といった治療はそのために行います。

 自己免疫が治まっても、目元の強い変形や見え方の悪化など問題が残る場合は、眼球をへこませる、斜視を治すなどの手術も行います。これらの手術ができる施設は限られますので、専門施設の受診をお勧めします。

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