非専門医が学ぶ技術 就職地域の重要性 寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受 2017年5月19日 (前回)酔うと饒舌で、しかも、エールじゃないです。補足します。 非専門医は、専門書などの知見と非医療の知識や体験が専門医との競争のツールです。 患者さん相手であれば、医者でない時代や時間の経験をもとにコミュニケーションを質を高めるアイデアが必要ですし、研究では普通の医者が見たり触ったりしないものや経験がヒントになります。 子供は医学用語や知識、慣習を知らない患者さんに相似です。 我々20-40代の生活や生活物品は子供の頃から変わりましたが、コスト構造や保守的な文化の問題で、更新されていない部分も医療界には多くチャンスは潜在しています。 (ちなみに複数の科研費のアイデアは20代半ばのもので、専門技術に敬意を払い過ぎなければ、案外普通に思いつくもの。) 勿論、研究の場合、出し方や出す場所も大事です。 評価をくれる上司や組織、フェアな同僚が大事です。 僕は案だけが高く評価されていたので、生贄を欲していた外科系手術訴訟の内部告発犯人探しの的になり、給料袋に最上級幹部連名で職員全員の給与袋に書状を入れられ、脅迫的な呼び出しを受けた挙句、4人の自称弁護士から恐喝を伴う自白誘導を受けました。 (弁護士の一人は調停でも現れました) 特高警察の手口ですが、誘導に従わなかったので、その後も関連部署から恐喝などを繰り返し受け、最後は寸劇を使った冤罪認定を同じ人間たちから受けました。 所轄の公的機関地域のカネと権力のせいか無視どころか、警察子弟を名乗る人間が動線に現れ「お前のことは全部知っている」など様々な脅しを受けました。 書籍だと、裏の公安組織とかあるそうです。 仁義がある暴力組織がヤクザで、ルールがある暴力組織が警察や自衛隊のはずですが、そんなものです。 勿論、そうでない組織や人もいるから、医学は発展しているんでしょうけどね。 就職浪人してでも真面目に就活するべきでした。 違反報告
専門医制度に乗れない女医とその他へエール 寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受 2017年5月17日 厚労省が専門医取得を必須でないとしました。 放射線科だと専門医制度の条件が都心部か地域の一部の病院でしか無理なものもあり、CTだけの病院もある多くの地域医療の実情を考えれば現実的であり、専門医の芽を潰された人間としてはありがたく思います。 女医論争もそうですが、実際、主流派と非主流派のどちらに優秀な人材を囲い込んでいくかの政治的意味合いも派生しますし、その結果として、関東に研修医が集まりすぎているともいえます。 他の部分も含めて、所詮は官僚国家の人間ですから、ポストを巡り、人間臭い小競り合いなどで適正運用されないことも多々あります。 大学院生だったので、職場の指示通り、科研費のアイデアの主筆も特許も譲り(総額は1億円をゆうに超えます)、また、出世する上司の論文のアイデアをサポートしたのに、チームから潰された人間として、嬉しく思います。 サッカーもそうですが、目に見える形になるゴールをした人間だけが評価されるのであれば、誰も真面目にやりません。 (だから、きわどい意見も載せてくれる読売新聞に投稿しています。) そういったことを鑑みての措置ともいえますが、専門的な学習の基盤は専門医の多い学会主催であるのも確かです。 けど、長時間労働が常の、専門医や指導医に向かって「バカ」と言えるくらい、医療内外の勉強をするのが非専門医の道です。 専門医の条件の拘束を考えれば、ある分野で専門医を超えることは簡単です。 先日、学会で再開した前の職場の准教授に「お前なんか女医と一緒」と言われました。 不器用な部下の仕事や気遣いに気付かず、天下りで良い職場につけたら、言いたい放題で羨ましいです。 ブログを時系列で見れば分かりますが、画像診断も血管内治療も放射線科でない技術も、まだまだ可能性はあります。 例えば、短時間MRI撮像の出現は、僕がアイデアをブログに書いた後のものです。 違反報告
難しいですね あ 2017年5月10日 >病院長自ら自治体に「地域の周産期医療を保つためには >この女性医師の子供が保育園に入れることが必須です」と陳情書を書いてくれた 素晴らしい病院長ですね それでも落選してしまうのは悲しいですね 違反報告
価値を可視化する付加価値の創出と訴え方 寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受 2017年5月9日 医療訴訟の廃止を訴える自称外科医の言葉を目にしました。 確かに、人間誰しもミスや気の緩み、苦手分野はあり、才能と経験豊かなベテラン医師でも防ぎきれない病態からの不幸な状況はあります。 一般人や司法の不理解からの訴訟リスクもあり理解可能ですが、税金の補助もある大きなコストの仕事で完全な免責も無理でしょう。 問題は違えど、女医の育児出産の免責にも似ています。 色々あっても、根本的にサービスに対して対価が支払われるのは原則です。 実際、外科手技以外にもリスクのある検査や治療はあり、診断の確度や速度で救急医療の結果の質が変わります。 例えば、腸捻転や卵巣嚢腫の茎捻転、癌のハイリスク群のスクリーニングによる早期発見による臓器温存なんかは手術の医療保険点数は下がりますが、患者のQOLに大きな影響があると思います。 そういう価値の創出とそのための勉強と評価の変更の環境づくりが重要だと思います。 学会展示でも、CTやMRIの高速度化、高精度化は進んでいます。 単純レントゲン像やモニターも進歩が人間の限界まできたかなと思います。 高品質での運用には慣れも学習時間も必要です。 昨今のニュースや訴訟が示すように、そういう人材不足の充足には時間がかかります。 また、情報ネットワーク機器やソフトのシェア争いも苛烈になっています。 患者という顧客の情報や動線を巡って、「奪い合い」が発生しているわけです。 その中で、丁寧な診断と治療の価値が求められます。 「患者さんという一つの生命体のどの部分をどういう切り口で遠隔も含めて診断治療するのか」というところにどれだけ上質の付加価値を提供するか? 研究は知りませんが臨床では、医療サービスの基本のところに、ハードワーカー医師をバックアップする女医や時短勤務医の生命線はあるのではないかと思います。 違反報告
女医と軟弱医の実務で生き残り戦略 寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受 2017年4月30日 婚活や職場の失敗話はもっと目に見える失敗をした人に怒られそうですが、職場や調停などでの権力や関係者からの圧力の様々な影響は、目に見えない、理解困難なものであり、難しいです。 転職や引っ越しも考え始めてますが、画像診断訴訟の数々や新聞にも載るほど人手不足な放射線科業界で専門医試験を4回落第などの出来事で白い巨塔的な人や権力のネットワークを見せつけられれば、安易なチャレンジもできません。 個人や集団の人生の条件と欲求と期待値はそれぞれ違いますし、その主観的な評価や客観的な評価は複雑で、利害や政治が絡むので、医師のドロップアウトへの意見は分かれるでしょう。 「誰が認め、評価するか」の複雑性。 そして、結果平等か、機会平等か。 普通の女医はそこまで貧乏くじも引かないでしょうが、常勤と非常勤よりも、業務制限や住み分けをめぐる文化や社会統制の問題=生活と勉強の手段の問題が長いキャリアで重たいので、業務の質やシェアをよく考える必要があります。 組織の本質で、主流派の影響力の拡張と維持に制度構築を進めますので、非主流派はそのルールの裏表を考えることが大事です。 社会構成での問題に人の情や欲得が乗っかると厄介で、それが出産をきっかけに「全か無か」で引退に追い込まれる多くの女医の真実や変わらない制度の真実ではないかと思います。 外科系がよりパワハラの温床になる理由でもあります。 逆に、パワハラや制限のある状況でも積み重ねられる努力は何かを就職前に自問するといいでしょう。 なお、人手不足の組織とか、女医応援を表に出している組織も見かけますが、必ずしもその看板の通りではなく、旧来の男性医師的な女医を偽装させたり、実績をルール内で偽装させたり、後出しで不文律や同調圧力やもっと陰湿な外力が存在することもありますが、少し調べると分かります。 違反報告
若手医師の短期と中長期の生存・成長戦略 寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受 2017年4月26日 補足です。 自分もそうですが、医歯薬子弟でない人間は医師の特殊な社会やそれに対する家族の不理解や勘違いに苦しみます。 テレビドラマや漫画と現実は別物です。 (昔の医師像に囚われた医師子弟も大変らしいですが。) 10年前の新研修医制度の世代が中堅に差し掛かり、各病院や医師個々人の役割や機能や教育機能なども変わりつつあります。 いくつかの医療訴訟はその歪みの表出という見方も可能です。 次の10年、20年においても、制度だけでなく、実務ベースで中堅や新人の分布が変わっていくと考えられ、現在だけでなく、未来像のイメージも大事になると思います。 医療外の条件も関係があります。 非常勤のマイナスは社会保険費とローンでの信用の問題が一番大きいです。 しかし、戦後第2世代や第3世代になり、インフラも整いつつあり、自宅や自家用車の意味も変わりました。 都会の場合、親や配偶者との関係や地理的制約がクリアされれば、昔ほど問題ではありません。 最後は結果論ですが、タフでない医師や出産希望の女医が常勤のメリットと引き換えに健康への悪影響や晩婚化に伴う医療費の増大などのリスクを背負うか否か。 医師はナース程夜勤明けの条件も守られていないこともあり、様々な犯罪や交通事故のリスクも上がります。 そういう事例もあり、医師や看護師などで休眠資格が多いことと無関係ではありません。 自分は調停相手に「周辺機関への圧力をかけている」と告げられ、実際に就職でもそれを言われ、数年間定職につけていないのが事実ですが、常勤でのデメリットを考えるとトントンかなとも思います。 改めて、待機児童は一つの切り口であり、社会に対して訴えかける一方で、現状のルールにのっとった若手医師の長期的な生存と成長のバランスをとれた戦略を考えていくということが10年後やその先の医療の平均値を守ることに繋がるのではないかと思います。 違反報告
親とお金の力 レンゲ草 2017年4月26日 女性医師が仕事も育児も家事も、と頑張ってもとても無理。 たとえ夫の協力があっても医師の不規則無定量な仕事ではとても手が足りません。 あ、そこで周囲を見回せば親の「手」があります。 仕事が忙しい反面で、逆に他より恵まれた収入があります。 これを使わない手はない。 そこで私が考えたのは、医師の収入をすべてつぎ込み不足する「手」に換えること。 私の親が一時的に住む住居を近くに借り生活費を負担して小学校に上がるまでは子育ての援軍を頼みました。その後もゲストルームを持つ家を建てて困ったときには応援に来てもらえるよう環境整備をしましたね。お陰で親も気軽に自分の家と行ったり来たり、共存共栄が図れました。 そうやって育った娘も今は医学部生、親の恩は子に返す、いずれ来る子育てはどんな支援もすると伝えています。 違反報告
勉強と出産育児と常勤職・出世の優先順位 寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受 2017年4月24日 前回コメントを某サイトに転載したのが1500ヒットを超え、少し面白いです。 この問題は雇用や労働の評価が拘束時間なのか、達成業務の量や質あるいは売り上げなのか、既存の社会の階層にどういう影響があるか、そういう複合的な問題に結びついています。 時短勤務でも当直の合理性が発生するのはシフト上の理由です。 仕事の質がほぼ同じなら、扱いやすい労働力の方が厚遇され、常勤と非常勤、男と女の扱いに差があるほうが多くの施設で集団統制がとりやすい。 労働と妊娠出産の利害相反もあり、法令自体が古い時代のままで、経営者を責められない場合もあります。 常勤や同僚に恵まれるとは限らず、企業文化が身に合うとも限りませんので、常勤医にこだわる理由は僕にはわかりません。 有名施設でさえ、初歩的なミスで医療訴訟がニュースになっているのに、若くして矢面に経験不足で立たされるよりは、普通の女医さんなら仕事もそこそこに婚活や結婚などを頑張るほうが幸福に近いと思います。 無目的に常勤医制度に乗っかりたいのか、ほどほど給料をもらって適切な仕事をしたいのか、男を押しのけてでも有名病院の部長や大学教授になりたいのか、そういう部分の区別をつけるのは出産・育児したい女医にとって求められることだと思います。 医者は現場で学ぶ部分もありますが、社会常識や一般教養の不足や、研修医終了までの8年では学びきれない画像診断やその他の知識の問題は現場から引いていても学べると思います。 女医に限らず多くの医師は緊急度の低い軽症や中等症に長く従事します。 婚活に失敗した僕に説得力はありませんが、不毛なポスト争いや潰しあいに大事な時間を使うよりも、まともな相手と結婚して自分の子供を集中的に経過観察しながら、ゆっくり勉強し直す方の優先順位が高いと思いますけど、そういう考えが一般的か否かは難しい所です。 違反報告
生命を支えるお仕事 ニコ 2017年4月24日 去年出産した産婦人科でお世話になった女性のお医者様は、ご自身が妊娠された時、出産ギリギリまで診察されていたそうです。 疲労のため、妊婦でありながら体重も増えず少し大変だったと。 私自身がちょっと危険な状態だったので、励ますように話してくださいました。 先生が出産ギリギリまで診察しなければならないほどの医師不足。 そんな1人の先生に毎日何人もの妊婦さんが救われていて、赤ちゃんが誕生している。 産後は小児科の医師不足を痛感し、その後はお決まりの待機児童の悩みに直面する。 選ぶ余裕すらありません。 逆に少しの余裕を作るくらいの対策を立てたら、それが気持ちの豊かさを作り、少子化を止められるのではないかなあ、と思います。 違反報告
IT業界で働く2人の未就学児の母親です minanarenana 2017年4月24日 この業界も最近までは長時間労働が当たり前でしたが、ワークライフバランスを重視する方向に変わってきており、出産後に復職する女性が増えていると聞きます。 諸々の理由は省くとして、こういう経緯になったのは、この業界が比較的新しい分野で、他の業界にあるような、なかなか変えられない古い体質や男性中心社会などと無縁というところもあるのではないかと思っています。 ところで、私が住む自治体では、保育士は認可保育園には優先的に入れるよう取り扱う規定があります。それは、自治体にとって待機児童を減らすことは、政策の評価を得る機会であり、そのためには保育士の確保が必須だからだと思います。 ブログにありました、周産期医療にこの女医さんが必要であるという陳情書についてはどうでしょうか。自治体からすると、医師が不足しているのは分かるけど、男性の医師もいるのだし、それを担当するのが子持ちの女医さんである必要があるのだろうか。この女医さんを優遇して、他の認可保育園に入れないご家庭の理解は得られるのだろうか。そんな風に思われているのではないでしょうか? 違反報告
非専門医が学ぶ技術 就職地域の重要性
寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受
(前回)酔うと饒舌で、しかも、エールじゃないです。補足します。
非専門医は、専門書などの知見と非医療の知識や体験が専門医との競争のツールです。
患者さん相手であれば、医者でない時代や時間の経験をもとにコミュニケーションを質を高めるアイデアが必要ですし、研究では普通の医者が見たり触ったりしないものや経験がヒントになります。
子供は医学用語や知識、慣習を知らない患者さんに相似です。
我々20-40代の生活や生活物品は子供の頃から変わりましたが、コスト構造や保守的な文化の問題で、更新されていない部分も医療界には多くチャンスは潜在しています。
(ちなみに複数の科研費のアイデアは20代半ばのもので、専門技術に敬意を払い過ぎなければ、案外普通に思いつくもの。)
勿論、研究の場合、出し方や出す場所も大事です。
評価をくれる上司や組織、フェアな同僚が大事です。
僕は案だけが高く評価されていたので、生贄を欲していた外科系手術訴訟の内部告発犯人探しの的になり、給料袋に最上級幹部連名で職員全員の給与袋に書状を入れられ、脅迫的な呼び出しを受けた挙句、4人の自称弁護士から恐喝を伴う自白誘導を受けました。
(弁護士の一人は調停でも現れました)
特高警察の手口ですが、誘導に従わなかったので、その後も関連部署から恐喝などを繰り返し受け、最後は寸劇を使った冤罪認定を同じ人間たちから受けました。
所轄の公的機関地域のカネと権力のせいか無視どころか、警察子弟を名乗る人間が動線に現れ「お前のことは全部知っている」など様々な脅しを受けました。
書籍だと、裏の公安組織とかあるそうです。
仁義がある暴力組織がヤクザで、ルールがある暴力組織が警察や自衛隊のはずですが、そんなものです。
勿論、そうでない組織や人もいるから、医学は発展しているんでしょうけどね。
就職浪人してでも真面目に就活するべきでした。
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専門医制度に乗れない女医とその他へエール
寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受
厚労省が専門医取得を必須でないとしました。
放射線科だと専門医制度の条件が都心部か地域の一部の病院でしか無理なものもあり、CTだけの病院もある多くの地域医療の実情を考えれば現実的であり、専門医の芽を潰された人間としてはありがたく思います。
女医論争もそうですが、実際、主流派と非主流派のどちらに優秀な人材を囲い込んでいくかの政治的意味合いも派生しますし、その結果として、関東に研修医が集まりすぎているともいえます。
他の部分も含めて、所詮は官僚国家の人間ですから、ポストを巡り、人間臭い小競り合いなどで適正運用されないことも多々あります。
大学院生だったので、職場の指示通り、科研費のアイデアの主筆も特許も譲り(総額は1億円をゆうに超えます)、また、出世する上司の論文のアイデアをサポートしたのに、チームから潰された人間として、嬉しく思います。
サッカーもそうですが、目に見える形になるゴールをした人間だけが評価されるのであれば、誰も真面目にやりません。
(だから、きわどい意見も載せてくれる読売新聞に投稿しています。)
そういったことを鑑みての措置ともいえますが、専門的な学習の基盤は専門医の多い学会主催であるのも確かです。
けど、長時間労働が常の、専門医や指導医に向かって「バカ」と言えるくらい、医療内外の勉強をするのが非専門医の道です。
専門医の条件の拘束を考えれば、ある分野で専門医を超えることは簡単です。
先日、学会で再開した前の職場の准教授に「お前なんか女医と一緒」と言われました。
不器用な部下の仕事や気遣いに気付かず、天下りで良い職場につけたら、言いたい放題で羨ましいです。
ブログを時系列で見れば分かりますが、画像診断も血管内治療も放射線科でない技術も、まだまだ可能性はあります。
例えば、短時間MRI撮像の出現は、僕がアイデアをブログに書いた後のものです。
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難しいですね
あ
>病院長自ら自治体に「地域の周産期医療を保つためには
>この女性医師の子供が保育園に入れることが必須です」と陳情書を書いてくれた
素晴らしい病院長ですね
それでも落選してしまうのは悲しいですね
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価値を可視化する付加価値の創出と訴え方
寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受
医療訴訟の廃止を訴える自称外科医の言葉を目にしました。
確かに、人間誰しもミスや気の緩み、苦手分野はあり、才能と経験豊かなベテラン医師でも防ぎきれない病態からの不幸な状況はあります。
一般人や司法の不理解からの訴訟リスクもあり理解可能ですが、税金の補助もある大きなコストの仕事で完全な免責も無理でしょう。
問題は違えど、女医の育児出産の免責にも似ています。
色々あっても、根本的にサービスに対して対価が支払われるのは原則です。
実際、外科手技以外にもリスクのある検査や治療はあり、診断の確度や速度で救急医療の結果の質が変わります。
例えば、腸捻転や卵巣嚢腫の茎捻転、癌のハイリスク群のスクリーニングによる早期発見による臓器温存なんかは手術の医療保険点数は下がりますが、患者のQOLに大きな影響があると思います。
そういう価値の創出とそのための勉強と評価の変更の環境づくりが重要だと思います。
学会展示でも、CTやMRIの高速度化、高精度化は進んでいます。
単純レントゲン像やモニターも進歩が人間の限界まできたかなと思います。
高品質での運用には慣れも学習時間も必要です。
昨今のニュースや訴訟が示すように、そういう人材不足の充足には時間がかかります。
また、情報ネットワーク機器やソフトのシェア争いも苛烈になっています。
患者という顧客の情報や動線を巡って、「奪い合い」が発生しているわけです。
その中で、丁寧な診断と治療の価値が求められます。
「患者さんという一つの生命体のどの部分をどういう切り口で遠隔も含めて診断治療するのか」というところにどれだけ上質の付加価値を提供するか?
研究は知りませんが臨床では、医療サービスの基本のところに、ハードワーカー医師をバックアップする女医や時短勤務医の生命線はあるのではないかと思います。
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女医と軟弱医の実務で生き残り戦略
寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受
婚活や職場の失敗話はもっと目に見える失敗をした人に怒られそうですが、職場や調停などでの権力や関係者からの圧力の様々な影響は、目に見えない、理解困難なものであり、難しいです。
転職や引っ越しも考え始めてますが、画像診断訴訟の数々や新聞にも載るほど人手不足な放射線科業界で専門医試験を4回落第などの出来事で白い巨塔的な人や権力のネットワークを見せつけられれば、安易なチャレンジもできません。
個人や集団の人生の条件と欲求と期待値はそれぞれ違いますし、その主観的な評価や客観的な評価は複雑で、利害や政治が絡むので、医師のドロップアウトへの意見は分かれるでしょう。
「誰が認め、評価するか」の複雑性。
そして、結果平等か、機会平等か。
普通の女医はそこまで貧乏くじも引かないでしょうが、常勤と非常勤よりも、業務制限や住み分けをめぐる文化や社会統制の問題=生活と勉強の手段の問題が長いキャリアで重たいので、業務の質やシェアをよく考える必要があります。
組織の本質で、主流派の影響力の拡張と維持に制度構築を進めますので、非主流派はそのルールの裏表を考えることが大事です。
社会構成での問題に人の情や欲得が乗っかると厄介で、それが出産をきっかけに「全か無か」で引退に追い込まれる多くの女医の真実や変わらない制度の真実ではないかと思います。
外科系がよりパワハラの温床になる理由でもあります。
逆に、パワハラや制限のある状況でも積み重ねられる努力は何かを就職前に自問するといいでしょう。
なお、人手不足の組織とか、女医応援を表に出している組織も見かけますが、必ずしもその看板の通りではなく、旧来の男性医師的な女医を偽装させたり、実績をルール内で偽装させたり、後出しで不文律や同調圧力やもっと陰湿な外力が存在することもありますが、少し調べると分かります。
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若手医師の短期と中長期の生存・成長戦略
寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受
補足です。
自分もそうですが、医歯薬子弟でない人間は医師の特殊な社会やそれに対する家族の不理解や勘違いに苦しみます。
テレビドラマや漫画と現実は別物です。
(昔の医師像に囚われた医師子弟も大変らしいですが。)
10年前の新研修医制度の世代が中堅に差し掛かり、各病院や医師個々人の役割や機能や教育機能なども変わりつつあります。
いくつかの医療訴訟はその歪みの表出という見方も可能です。
次の10年、20年においても、制度だけでなく、実務ベースで中堅や新人の分布が変わっていくと考えられ、現在だけでなく、未来像のイメージも大事になると思います。
医療外の条件も関係があります。
非常勤のマイナスは社会保険費とローンでの信用の問題が一番大きいです。
しかし、戦後第2世代や第3世代になり、インフラも整いつつあり、自宅や自家用車の意味も変わりました。
都会の場合、親や配偶者との関係や地理的制約がクリアされれば、昔ほど問題ではありません。
最後は結果論ですが、タフでない医師や出産希望の女医が常勤のメリットと引き換えに健康への悪影響や晩婚化に伴う医療費の増大などのリスクを背負うか否か。
医師はナース程夜勤明けの条件も守られていないこともあり、様々な犯罪や交通事故のリスクも上がります。
そういう事例もあり、医師や看護師などで休眠資格が多いことと無関係ではありません。
自分は調停相手に「周辺機関への圧力をかけている」と告げられ、実際に就職でもそれを言われ、数年間定職につけていないのが事実ですが、常勤でのデメリットを考えるとトントンかなとも思います。
改めて、待機児童は一つの切り口であり、社会に対して訴えかける一方で、現状のルールにのっとった若手医師の長期的な生存と成長のバランスをとれた戦略を考えていくということが10年後やその先の医療の平均値を守ることに繋がるのではないかと思います。
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親とお金の力
レンゲ草
女性医師が仕事も育児も家事も、と頑張ってもとても無理。
たとえ夫の協力があっても医師の不規則無定量な仕事ではとても手が足りません。
あ、そこで周囲を見回せば親の「手」があります。
仕事が忙しい反面で、逆に他より恵まれた収入があります。
これを使わない手はない。
そこで私が考えたのは、医師の収入をすべてつぎ込み不足する「手」に換えること。
私の親が一時的に住む住居を近くに借り生活費を負担して小学校に上がるまでは子育ての援軍を頼みました。その後もゲストルームを持つ家を建てて困ったときには応援に来てもらえるよう環境整備をしましたね。お陰で親も気軽に自分の家と行ったり来たり、共存共栄が図れました。
そうやって育った娘も今は医学部生、親の恩は子に返す、いずれ来る子育てはどんな支援もすると伝えています。
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勉強と出産育児と常勤職・出世の優先順位
寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受
前回コメントを某サイトに転載したのが1500ヒットを超え、少し面白いです。
この問題は雇用や労働の評価が拘束時間なのか、達成業務の量や質あるいは売り上げなのか、既存の社会の階層にどういう影響があるか、そういう複合的な問題に結びついています。
時短勤務でも当直の合理性が発生するのはシフト上の理由です。
仕事の質がほぼ同じなら、扱いやすい労働力の方が厚遇され、常勤と非常勤、男と女の扱いに差があるほうが多くの施設で集団統制がとりやすい。
労働と妊娠出産の利害相反もあり、法令自体が古い時代のままで、経営者を責められない場合もあります。
常勤や同僚に恵まれるとは限らず、企業文化が身に合うとも限りませんので、常勤医にこだわる理由は僕にはわかりません。
有名施設でさえ、初歩的なミスで医療訴訟がニュースになっているのに、若くして矢面に経験不足で立たされるよりは、普通の女医さんなら仕事もそこそこに婚活や結婚などを頑張るほうが幸福に近いと思います。
無目的に常勤医制度に乗っかりたいのか、ほどほど給料をもらって適切な仕事をしたいのか、男を押しのけてでも有名病院の部長や大学教授になりたいのか、そういう部分の区別をつけるのは出産・育児したい女医にとって求められることだと思います。
医者は現場で学ぶ部分もありますが、社会常識や一般教養の不足や、研修医終了までの8年では学びきれない画像診断やその他の知識の問題は現場から引いていても学べると思います。
女医に限らず多くの医師は緊急度の低い軽症や中等症に長く従事します。
婚活に失敗した僕に説得力はありませんが、不毛なポスト争いや潰しあいに大事な時間を使うよりも、まともな相手と結婚して自分の子供を集中的に経過観察しながら、ゆっくり勉強し直す方の優先順位が高いと思いますけど、そういう考えが一般的か否かは難しい所です。
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生命を支えるお仕事
ニコ
去年出産した産婦人科でお世話になった女性のお医者様は、ご自身が妊娠された時、出産ギリギリまで診察されていたそうです。
疲労のため、妊婦でありながら体重も増えず少し大変だったと。
私自身がちょっと危険な状態だったので、励ますように話してくださいました。
先生が出産ギリギリまで診察しなければならないほどの医師不足。
そんな1人の先生に毎日何人もの妊婦さんが救われていて、赤ちゃんが誕生している。
産後は小児科の医師不足を痛感し、その後はお決まりの待機児童の悩みに直面する。
選ぶ余裕すらありません。
逆に少しの余裕を作るくらいの対策を立てたら、それが気持ちの豊かさを作り、少子化を止められるのではないかなあ、と思います。
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IT業界で働く2人の未就学児の母親です
minanarenana
この業界も最近までは長時間労働が当たり前でしたが、ワークライフバランスを重視する方向に変わってきており、出産後に復職する女性が増えていると聞きます。
諸々の理由は省くとして、こういう経緯になったのは、この業界が比較的新しい分野で、他の業界にあるような、なかなか変えられない古い体質や男性中心社会などと無縁というところもあるのではないかと思っています。
ところで、私が住む自治体では、保育士は認可保育園には優先的に入れるよう取り扱う規定があります。それは、自治体にとって待機児童を減らすことは、政策の評価を得る機会であり、そのためには保育士の確保が必須だからだと思います。
ブログにありました、周産期医療にこの女医さんが必要であるという陳情書についてはどうでしょうか。自治体からすると、医師が不足しているのは分かるけど、男性の医師もいるのだし、それを担当するのが子持ちの女医さんである必要があるのだろうか。この女医さんを優遇して、他の認可保育園に入れないご家庭の理解は得られるのだろうか。そんな風に思われているのではないでしょうか?
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