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介護・シニア

堺コッカラ体操(下)脳の血流、活性化

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堺コッカラ体操(下)脳の血流、活性化

堺市と関西大による新作の堺コッカラ体操DVD

 堺市の「堺コッカラ体操」は、「やってみると気持ちが高まって楽しい」との評判が広がりつつある。開発者の関西大人間健康学部教授の 弘原海わだづみ 剛さん(55)はある実験をした。

 週1回40分間の堺コッカラ体操を約3か月間行った、70歳前後の高齢者22人に協力を依頼。認知レベルを図る筆記テストで、堺コッカラ体操をしなかった人に比べて課題を解くスピードが上がった。

 また、特殊な機械で脳血流量の変化を調べてみると、堺コッカラ体操と同じくらいの負荷に相当する自転車をこぐ運動をしてもらった場合よりも、脳血流が増えていた。

 堺コッカラ体操は、いすに座って手や足を4拍子で動かす。「誰でもできるけれど、ちゃんと頭を働かせる工夫をしました」と弘原海さんはいう。

 2013年に公表された堺コッカラ体操は、まだ市民には十分に普及していない。堺市長の竹山修身さん(66)は「高齢化と介護は市にとって大きな課題です。堺コッカラ体操で、健康で長生きできる市にしていきたい」と話している。

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