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保険料って、人によって金額が違うの?

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基本は所得に応じて負担

保険料って、人によって金額が違うの?

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保険料って、

人によって

金額が違うの?

 公的な介護保険や医療保険は、高齢で体が弱ったり、病気になったりしたときに備えて、みんなでお金(保険料)を出し合う仕組みだよ。介護サービスを利用したときや、診察を受けたときの支払いが少なくてすむのは、みんなが保険料を納めているからなんだ。

 介護保険も医療保険も、支払う保険料の金額は、基本的に、その人が稼いでいるお金によって違う。所得が高い人は多く支払い、低い人は少なくていい。

 利用できる介護や医療のサービスは同じなのに、なぜ高所得だと多く払わなければいけないのか、と疑問に思うかもしれないね。

 たとえば、様々な立場の人が参加する会社の食事会を想像してみてほしい。参加者は社長や部長のほか、新入社員もいる。もし、参加費が全員同じだとすると、給料の少ない新入社員は、社長や部長よりも、出費する負担を重く感じるだろう。もらっている給料に応じて金額を決めた方が、みんなが無理なく参加できるんじゃないかな。

 保険料もこの考えで、より多くの人に納めてもらうために、それぞれの支払い能力に応じて金額を決めている。こうした仕組みのことを「応能負担」と呼ぶんだ。

 40歳以上の人が納める介護保険料を例にとると、40~64歳の会社員の場合、それぞれの給料を基に算出した金額を、会社と本人が半分ずつ支払っている。65歳以上の保険料は、所得により段階的に設定され、主に年金から天引きされる。

 一方、高齢者が介護サービスを利用した時の自己負担は基本的に1割で、利用した量に応じて支払っている。ただ、これについても所得に応じて負担する仕組みが取り入れられ、2015年8月から一定の所得がある人は2割負担になった。今後、より高所得の人は3割に引き上げられる見通しだ。背景には、高齢化で介護にかかる費用が膨らんでいることがある。

 みんなで支え合う介護保険や医療保険を維持するには、「誰がどれだけ負担するか」という議論は避けて通れない。多くの人が納得できる答えを、探さないといけないね。(手嶋由梨)

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