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がん患者から摘出した腎臓移植、治療一部に保険が利く「先進医療」承認先送り

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 がん患者から摘出した腎臓を他の患者に移植する「病気腎移植」を巡り、治療の一部に保険が利く「先進医療」への申請が出ていることについて、厚生労働省の先進医療技術審査部会は16日、承認を先送りし継続審議とした。倫理審査委員会のあり方など、修正すべき点があると指摘した。

 継続審議となったのは、7センチ以下のがんのある腎臓を患者から摘出後、腫瘍を除去し、別の患者に移植する手法。2009年以降、宇和島徳洲会病院(愛媛県)を中心に、正式な臨床研究として18例に実施され、16年に申請されていた。同部会は、申請内容では、腎臓を摘出する治療法が患者にとって適切かなどを検討する倫理審査体制の中立性に不備があると指摘。治療が安全に行われているかを評価する「モニタリング」体制も見直しが必要とされた。

 病気腎移植を巡っては06年、同病院が主導し、西日本の10病院で、全摘の必要のない患者からも腎臓を摘出するなど、倫理審査もなく42例の移植が行われたことが発覚、問題視された。

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