文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

健康ニュース

ニュース・解説

アスリートのコンディショニング、一般人の健康向上に応用

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック
アスリートのコンディショニング、一般人の健康向上に応用

日本テレビで開かれた発足総会

 アスリートの世界で試合に向け調子を上げていくコンディショニングの考え方を一般人の健康の向上に生かすことを目的に「コンディショニング研究会」(協賛・ティップネス、読売新聞、日本テレビ)が15日発足した。

 代表は杉田正明・三重大教授(トレーニング科学)。日本陸上競技連盟科学委員長などを務め、トップアスリートの指導に当たっている。

 発足総会で杉田教授は「試合本番に向けて望ましい体調、心の状態、環境を作るのがコンディショニングです。コンディションをチェックしてトレーニングし、リカバリーする。この三つのサイクルが大事。運動、栄養に加え、休養を学問的に位置づけていくことが求められている」とあいさつした。

 発足時のメンバーは、抗加齢医学にかかわっている川田浩志・東海大教授(血液腫瘍内科)、堀江重郎・順天堂大教授(泌尿器科)、満尾正・満尾クリニック院長ら。

 協賛するティップネスの本城和彦・取締役事業統括本部長は「杉田教授から、アスリートのコンディショニングが一般生活者にも応用できると言われたことがきっかけで研究会を発足することになった。自分の調子を理解し、整え、高めていくコンディショニングについて、しっかりした科学的エビデンスを基に新しい常識を社会に向けて発信していきたい」と述べた。

 研究会は、4人の専門家でスタートするが、必要に応じて、睡眠、脳科学、心理学、小児などさらに幅広い専門家の参加も呼びかけていく。

                  ◇

健康感の高い人ほど、日常のコンディションを意識…全国調査

 研究会の発足に先立ち、ティップネスと日本テレビは昨年秋、コンディショニングについて全国の15歳~69歳の4700人を対象にウェブ調査を行った。健康感についての質問では、「健康だと感じている」36%、「どちらとも言えない」34%、「健康だと感じていない」30%に分かれた。自分のコンディション(調子)を日ごろから意識しているかどうかという質問では、「意識している」人の53%が「健康だと感じている」のに対して、「意識していない」人では「健康だと感じていない人」が37%と最も多かった。健康感の高い人ほど日常のコンディションを意識している傾向が見られた。

 また、自分のコンディションの把握方法についての質問では、6割が「疲労感」を上げた。そのほか「眠たさ」「体重」「体の軽さ」「便の調子」の順。女性では「肌の調子」という人も多かった。健康のために行っていること(複数回答)のトップは「十分な睡眠をとる」。次に多かったのは「野菜からたべる」。以下「体重を計測する」「定期的に健康診断を受ける」「バランスのとれた献立にする」「塩分を控えめにする」といった内容。研究会では、こうした調査結果も踏まえながら、コンディショニングの研究、普及を進めていく。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

健康ニュースの一覧を見る

最新記事