タレント 西川きよしさん
一病息災
[タレント 西川きよしさん]前立腺がん(1)「針生検」で3か所発見
横山やすしさんとのコンビ「やすきよ」で1980年代の漫才ブームをリードし、参院議員などを経て古希を迎えた今も、漫才やテレビの司会などで幅広く活躍する。若々しい姿が印象的だが、昨年1月に前立腺がんであることを公表した。
10年ぐらい前から尿の出がだんだん悪くなり、前立腺肥大症と診断されていた。2、3年前からは眠っていても1時間半ぐらいたつと目が覚めるようになった。「トイレに行く、布団に戻る、またトイレ――の繰り返しでした」
睡眠不足で日中の集中力も落ちていると感じた。何より、夜中に一緒に起きてトイレまで付き添ってくれる妻のヘレンさんの体が心配だった。もともと血圧が高く、体調もあまり良くなかったからだ。
「二人で倒れたらどうしようもなくなる。早く本格的な検査を受けなければと思いました」
前立腺がんの可能性を調べる血液検査(PSA検査)を毎年受けていた。数値は上昇傾向だったが、すぐに治療が必要なレベルではなかった。しかし、頻尿による体調の悪化もあり、2015年秋に「針生検」を受けた。前立腺に針を14本刺し、針先に腫瘍が付くかどうかを調べる検査だ。
3か所見つかった。「先生、がんですか」「はい、前立腺がんです」「えっ、ぼくが」。びっくりした。
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タレント 西川 きよしさん(70)
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