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春巻き・ギョーザの皮で菓子

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手軽にパリパリ 中身しっとり

 春巻きやギョーザの皮を利用すれば、パリパリとした食感の菓子を手軽に作れる。料理研究家の熊谷真由美さんに、市販の皮を使った菓子を3品教わった。

春巻き・ギョーザの皮で菓子

岩佐譲撮影

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 熊谷さんは、菓子作りに春巻きやギョーザの皮をよく使う。手順を短縮できるメリットもあるが、「フランスでは、パイ作りに春巻きにそっくりの皮を使うんですよ」と話す。

  エッグチーズタルト は、クッキー生地の部分をギョーザの皮で代用する。

 〈プリンなどの焼き型に2枚重ねたギョーザの皮を敷き詰めるように入れる。180度のオーブンで13分焼き、型から取り出す〉

 キツネ色になるまで焼けば、パリッとする。

 〈電子レンジで軟らかくしたクリームチーズ、砂糖大さじ2杯、卵黄、牛乳、あればラム酒大さじ1杯をボウルに入れゴムべらで混ぜ、クリームを作る。クッキングシートを敷いたオーブン皿に皮を並べ、スプーンでクリームを入れる。180度で10分焼く〉

 皮はパリパリで、中身はしっとり濃厚な味わい。異なる食感がよく合う。

 春巻きの皮は、折り紙感覚でいろんな形が作れる楽しさがある。2品目は、ソフトクリームのコーンに似た入れ物(ケース)を作り、スイートポテトを詰めた菓子。 春巻きケースのスイートポテト と名付けた。

 〈約20センチ四方の春巻きの皮を長方形に2等分する。長辺の真ん中あたりが先端になるように巻いて円すいを作る。オーブンに入れ、180度で10~12分焼く〉

 焼くときに、中にクッキングシートを詰めておくと型崩れしにくい。

 〈熱々のうちに焼きイモの皮をむき、泡立て器でつぶす。バター、砂糖大さじ4杯、コンデンスミルク、卵黄、ラム酒の順に加え滑らかになるまで混ぜ、冷ます。絞り袋でケースの中に注入し、180度のオーブンで10分ほど焼く〉

 ソフトクリームのようなかわいらしい見た目で、優しい甘み。手みやげにしても喜ばれそう。ケースを、箱や船の形にするなど色々と応用できそうだ。

 最後は、 春巻き皮のチョコロン

 〈広げた春巻きの皮の端に、粗みじんに刻んだ板チョコ(10グラム)を一列に載せてクルクルと巻く。巻き終わりに小麦粉適量を振り、水で湿らせて留める。ハサミで1本を6等分する。180度のオーブンで20分、キツネ色になるまで焼く〉

 このままでもいいが、さらにチョコを付けて仕上げてもおいしい。

 〈残ったチョコを湯せんで溶かしサラダ油小さじ1杯を混ぜる。チョコロンの両端に付け、冷やす〉

 サクサクした食感が心地よい。チョコをビタータイプにすれば大人向けに。

 「油分が少なめでヘルシー。簡単なので、親子で楽しむのにも向いています」と熊谷さんは話している。

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