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フリーアナウンサー 中井美穂さん

一病息災

[フリーアナウンサー 中井美穂さん]ストーマ体験(4)誰かのために役立てたい

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 仕事では、周囲の支援に助けられた。一部のスタッフや共演者には事実を伝え、協力してもらった。

 旅番組の撮影では、女優の野際陽子さんが折に触れ、「お手洗いの時間を取りましょう」などと気を配ってくれた。スタイリストには、おなかを締め付けない衣装選びをしてもらった。

[フリーアナウンサー 中井美穂さん]ストーマ体験(4)誰かのために役立てたい

 2003年夏にはパリ世界陸上の報道番組(TBS)で、俳優の織田裕二さんとキャスターを務めた。2週間の現地ロケも敢行。海外出張には不安もあった。万一の時、ストーマのことを自分で説明する自信がなく、主治医に英語の説明文書を作ってもらった。

 ストーマを作って1年後、大腸をつなぐ手術を受けて回復した。過去には、子宮筋腫を摘出する 腹腔ふくくう 鏡手術を受けたこともある。最近は胆石が悩みの種だ。病気を経験し、患者の気持ちがわかるだけに、医療関係の研修や学会で講師を頼まれる機会も多い。

 3月は大腸がん啓発月間。5日には「ブルーリボンキャラバン もっと知ってほしい大腸がんのこと」( http://www.cancernet.jp/19699 )で司会を務める。「私が他の人に勇気づけられたように、私も自分の体験を誰かのために役立てられたら」。今後も、自分なりの患者支援を続けたい。

 (文・高梨ゆき子、写真・繁田統央)

  フリーアナウンサー  中井(なかい)   美穂(みほ) さん(51)

 (2017年3月1日 読売新聞夕刊掲載)

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