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室伏由佳のほっこりスポーツカフェへようこそ

コラム

お風呂とコンディショニング! 寒い冬の習慣、体を温める(下)

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 今回のコラムは、前回の続き、入浴と体を温める「ほっこり」なおはなしです。

 前回は、私がお風呂に入る習慣のきっかけとなったことや、自分自身の体質(冷え性等)などについて書きました。色々な入浴方法を実践している人がきっとたくさんいらっしゃると思います。自分に合った入浴方法を続けていたり、体調や気分なども含めて、その時々のコンディションによって入浴の仕方、お風呂の入り方を変えたりすることもあるかと思います。

 私は、26歳ぐらいから少し長めにお風呂に () かる習慣ができました。15~30分程度と、前回のコラムでも書きましたが、これも平均的なものです。コンディションに合わせたり、もちろん、時間がない時などは「ゆっくり」「のんびり」というわけにはいかない場合もあったりします。でも、すこしでも「ほっこり」したいと思う時には3~5分でもいいので、少し湯の温度を上げてお風呂に浸かり、体を温めるようにすることもあります。

 入浴の温度は? どこまで浸かるか? みなさんは、自分に合った目安はありますか? 私は、風呂のふたを完全に外しません。半分ふたをして湯の温度が下がりにくいようにしています。そして、肩から上を湯から出した状態で浸かることが多いです。寒くなれば、肩を沈めて少し温めたりもします。湯の温度は、冬は43度ぐらい、夏は41度ぐらいに設定します。30分ほど入ると、温度が下がってきますから、追い () きなども途中でします。

お風呂とコンディショニング! 寒い冬の習慣、体を温める(下)

岩塩など、ごつごつしたお塩を瓶にいれ、その上から好みのアロマオイル(精油)を数滴ふりかけ、ふたをして瓶を振ってよくなじませます。オイルは揮発するので、出来立てをお風呂に入れると香りがとてもいいです

 そして、のぼせないように、風呂場の扉は開けたまま、通気性をよくしています。こうすると、長く湯船に浸かれるので、自分に一番合った入浴の方法として現在も続けています。お風呂を出た後は、芯まで温まった感覚で充実した気持ちになります。その他には、以前に、少しだけ勉強をしたことがあるアロマオイルをつかってバスソルトも作り、適宜使っています。

 そして、冷え性だった私がもう一つしていたことがあります。とくに、現役選手としては最後の方、2011年ごろですが、熱ショックたんぱく質(細胞が熱などのストレス条件下にさらされた際に、発現率が上昇して細胞を保護するたんぱく質)のことをたまたま学術文献などで見る機会がありました。

 医学的に効果が証明されているわけではないようですが、その後、一般的に実践できる内容が書かれた書籍なども読んで、入浴方法を試したことがあります。

 体温を38度台まで上げて一定時間、保つ方法等を、主に実践していました。自分のコンディションを良好にするために、こうしたことに興味を持って、色々と試してみました。生理学的データを集めながら行ったわけではないので、あくまでも個人的に体感したものにすぎませんが、「こんな方法もあるのか!」「気持ちがいいな!」といった調子で、楽しみながら試していました。

 体に熱を加えるこの方法はお風呂に入る直前と直後の体温を測りますので、入浴前後の体温の変化をしばらく測り続けたこともあります。コンディションによって変化はありましたが、風呂の温度、体のどの部分まで浸かるか、何分間入るかなど、入浴の条件を決めて比較すると変化が分かりやすいかもしれません。

 今の寒い季節では、体の冷えには注意したいですね。食生活、睡眠、そうしたことはもちろん体調に関わることだと思いますが、「体を温める」ことも、きっと心や体のコンディションを「調律」してくれるのではないかと思います。みなさんも、ぜひご自身のコンディショニングとして、楽しい入浴方法を見つけて続けてみてくださいね!

 それでは、また次回のカフェでお会いしましょう。

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室伏由佳(むろふし・ゆか)

 1977年、静岡県生まれ・愛知県出身。株式会社attainment代表取締役。2004年アテネオリンピック女子ハンマー投げ日本代表。円盤投げ、ハンマー投げ2種目の日本記録保持者(2016年4月現在)。12年9月引退。

 アスリート時代には慢性的な腰痛症などスポーツ障害や婦人科疾患などの疾病と向き合う。06年中京大学体育学研究科博士課程後期満期退学(体育学修士)。スポーツ心理学の分野でスポーツ現場における実践的な介入をテーマに研究。現在、スポーツとアンチ・ドーピング教育についてテーマを広げ、研究活動を継続。現在、上武大学客員教授、朝日大学客員准教授や、聖マリアンナ医科大学スポーツ医学講座、徳島大学医学部、中央大学法学部など、複数の大学において非常勤講師を務める。スポーツと医学のつながり、モチベーション、健康等をテーマに講義や講演活動を行っている。日本陸上競技連盟普及育成部委員、日本アンチ・ドーピング機構アスリート委員、国際陸上競技連盟指導者資格レベルIコーチ資格、JPICA日本ピラティス指導者協会公認指導師。著書に『腰痛完治の最短プロセス~セルフチェックでわかる7つの原因と治し方~』(角川書店/西良浩一・室伏 由佳)。

公式ウェブサイトはこちら

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