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子宮体がん

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閉経後も夜に不正出血

 3年前に閉経しましたが、最近、特に夜間に少量の不正出血があります。子宮がん検診はいずれも異常なし。婦人科を受診しましたが、「気にしすぎ」と言われました。なぜ起きるのでしょうか。放置しても大丈夫ですか。(57歳女性)

超音波で子宮体がん検査を

田坂 慶一 田坂クリニック 産婦人科・内科院長(大阪府豊中市)

 閉経後の少量出血、褐色 帯下たいげ (おりもの)などの症状は比較的多くみられます。原因には子宮体がんを含む子宮内膜病変、萎縮性 ちつ 炎、子宮 けい 管ポリープ、ホルモン剤服用の影響などがあります。下着につく程度の出血は子宮脱、子宮下垂、尿道ポリープ、一般の膣炎、泌尿器科疾患などでも見られます。

 質問者のケースでは、まず悪性腫瘍の除外、この場合は子宮体がん検査が重要です。超音波検査で子宮内膜や卵巣に異常がないかなど、観察も必要です。検査は通常、子宮内膜細胞診で行いますが、正診率は7~8割といわれており、1回の検査では不十分です。出血、帯下などの症状や超音波検査で異常が疑われる場合は、子宮内膜組織採取による検査が必要です。

 このほか、わずかですが卵巣機能残存のケースもあります。一般に日本人の閉経年齢は50歳頃ですが、個人差が大きく40代前半から50代後半に分布しています。その他の所見は診察によって診断可能です。できれば症状のある時に受診し、医師に出血状況を診てもらうことがまず重要です。

 悪性疾患を除外できれば、少量出血はあまり心配はいりません。特に高齢者では閉経による萎縮性膣炎で少量出血が時々、見られます。経過観察でもいいですが、少量のエストロゲン投与(膣錠、経口)で軽快します。卵巣ホルモン残存による出血は、少量なら経過観察、量が多ければホルモン的調整が有効です。

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