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豆まき 楽しい思い出に

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年齢に応じて由来伝えよう

 今年の節分は2月3日。家庭で豆まきをする人も多いだろう。子どもの年齢に応じて、行事の由来にも触れながら楽しみたい。

豆まき 楽しい思い出に

田宮さんが作ったペットボトルの鬼

 東京都江戸川区の区立小島保育園では毎年豆まきをしている。園長の大塚智恵子さんは「行事の意味や由来を保育士らが絵本を活用するなどして、子どもたちに伝えるようにしています」と話す。

 当日は職員が赤鬼と青鬼に ふん し、各クラスを回る。2歳児までは、怖がらせすぎて寝付きが悪くなったりしないように、鬼は部屋には入らない。

 投げ終わった豆は、年齢(数え年)の数だけ食べると健康でいられるとされるが、衛生面を考えて別の豆を食べてもらっている。大塚さんは「伝統行事に触れる貴重な機会なので、これからも一定の配慮をしながら続けていきたい」と話す。

 そもそも、節分に豆をまくのはなぜだろう。

 国立歴史民俗博物館准教授の山田慎也さんによると、節分とは「季節の変わり目の前日」の意味で年に4回ある。2月の節分は立春の前日で、旧暦では一年の終わりとも捉えられていた。新しい年を無事に過ごそうと、平安時代には鬼を追い払う行事が開かれるようになり、室町時代には豆をまいていた記録がある。豆に宿る穀物の力が鬼を退治すると信じられていたという。

 ただ、小さな子どもに、そうした由来を理解してもらうのは難しい。

 保育士の資格を持ち「子育て支援士」として相談活動などをしている田宮由美さんは、「『弱虫の鬼』や『泣き虫の鬼』を体から追い払うためと説明してあげるといい」と話す。思い切り豆を投げつけるのは、子どもにとって楽しい時間。そこに意味を加えてあげることで、幼少期の豊かな思い出として残る。

 投げた豆を食べるのが、どうしても衛生的に気になるなら、小袋に包装されたものや殻付きの落花生などに代えてもいい。「新聞紙を丸めた軽いボールを投げるのも盛り上がりますよ」と田宮さん。空のペットボトルに折り紙などを貼って鬼に見立て、的当てゲームのように遊ぶ。「いろいろと工夫して、楽しい行事にしてください」とアドバイスする。

人間臭さある紙芝居や絵本

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 絵本を活用すると、節分の意味も伝えやすい。

 子ども向け書籍の専門店「クレヨンハウス東京店」の大井五月さんによると、由来を分かりやすく説明する紙芝居「なぜ、せつぶんに豆をまくの?」(童心社)や、子鬼と人間の子どもが仲良しになる「おにはそと」(金の星社)などがある。

 同店では、毎年節分に合わせ約30種類を取りそろえている=写真=。購入者は母親だけでなく保育士も多い。大井さんは「人間臭さがあって感情移入しやすい鬼が登場する本は情操教育にも向いています」と話す。

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