予防医学研究者・石川善樹の「続けたくなる健康法」
医療・健康・介護のコラム
2~3キロ「やせたまま」でいる方法
こんにちは。
予防医学研究者の石川です。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
お正月気分もだいぶ抜けて、ふとお腹をみると「あちゃー」というくらい、年末年始の食べ過ぎ・飲み過ぎが出ていたりしませんか?
今回のブログでは、「ダイエット」についてお話ししたいと思います。
ダイエットのポイントは「やせたまま」でいること

そもそも私は、ダイエットの研究者としてスタートしました。いうまでもなく、ダイエットのポイントは、やせることではなく、やせたままでいることです。そういう意味で、私は「やせたまま」でいることについて、これまで研究を重ねてきました。
「ところで、みんな、何キロくらいやせたままでいたいのだろうか?」
ある時、そんな疑問を持って調べてみると、どうやら多くの人は「2~3キロ」やせたままでいたいということが分かりました。もちろん、10キロ以上やせたままでいたい人もいましたが、それはごく少数だったのです。
「だったら、2~3キロやせたままでいるための方法を考えたら、それは発見だよな!」
そう考えて、この15年ほど試行錯誤してきましたが、ようやくたどり着いたのが、以前のブログでもご紹介した「味覚を変える」ダイエット法です。
念のためご紹介しますと、要は2~3キロ「やせたまま」でいるには、「身体活動をちょっと増やすか」、「食べる量を少し減らすか」、のどちらかです。
ただ、言うまでもなく、太っている人の3大欲望は、1)やせたい、2)食べたい、3)動きたくない、です。
……これではもう、動いてもらうのも、食べる量を減らすのも無理ですよね(泣)。ただ、おいしいものを食べたいという欲望を叶えつつ、食べる量を少し減らすことはできるかもと気がつきました。
それは、「脂と糖」においしさを感じるのではなく、「うまみ」においしさを感じるように味覚を変えることで可能になります。なぜなら、「脂と糖」はとればとるほど「もっと」欲しくなりますが、「うまみ」は深い満足を与えてくれるものなので、自然と食事や間食の量が減っていくようなのです。
ここからは宣伝になるのですが(笑)、このたび、以上のようなわたしのダイエット研究の集大成をまとめた『ノーリバウンド・ダイエット』(法研社)という本が出ました。
これは「マンガ+解説」になっているので、とても読みやすく、かつ実践的な内容になっています。ちなみに、糸井重里さんに本の帯を書いてもらったのですが、次のような推薦をいただきました。
そうか、これでいいのか。
これでいいなら、やるよ、やる。
ぜひ、ご興味がある方は、書店などでお手に取ってみてください。
それではまた次回!
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