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医療相談室

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線維筋痛症14年、よい治療法は

 14年間にわたり、線維筋痛症で体中の痛みに苦しんでいます。様々な薬を試していますが、なかなか緩和できません。座薬の長期使用による十二指腸潰瘍で、腹痛になることもあります。一生治らないのでしょうか。よい治療法はありますか。(47歳男性)

新薬が優れた効果、運動も大切

西岡  久寿樹(くすき)  東京医科大学 医学総合研究所所長(東京都新宿区)

 線維筋痛症は、様々な肉体・精神的ストレスが引き金となって起こります。働き盛りの20代後半から40代の女性に多く、生活の質が著しく低下する病気です。難治性の激しい 疼痛とうつう が全身の筋骨格系に表れ、このほか不眠、うつ状態、ドライアイ、ドライマウス、過敏性腸症候群などを合併することがしばしばあります。

 病気の認知度はまだ低く、診療医療機関も少ないですが、私たちがインターネットを用いて実施した疫学調査では、患者数は全国で約220万人に上ることが明らかになっています。

 近年、国内でも様々な新薬が登場しています。プレガバリン、デュロキセチンの2剤は線維筋痛症治療薬として承認され、痛みを和らげる優れた効果が得られています。これらの薬を中心に、睡眠障害や自律神経障害などの多様な副症状を和らげる薬を併用すれば、症状は軽減すると思います。ただ、服用中は眠気やふらつき、肥満などの副作用があるので、運転をしないなど注意が必要です。

 現状では、痛みから完全に解放されることは難しいですが、治療や診断法は大きく進歩しています。軽い運動を行うことを心がけ、精神的なストレス要因を除くことも重要です。座薬の長期使用は好ましくありません。寒冷時や温度・気圧、季節の変化などにより症状が悪化することがあるので、気をつけてください。

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