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脳性まひ、さい帯血での治療研究が本格化…脳組織が再生する可能性

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 高知大が脳性まひの子どもに本人のさい帯血を輸血し、運動機能の回復を目指す臨床研究を民間さい帯血バンクと協力して本格化させる。

 同大学では、脳の組織が再生する可能性があるとして、6年前、同大学病院で生まれた子どもを対象に研究を始めたが、該当例がなかった。同大学は「研究を重ね、治療方法の確立につなげたい」としている。

 脳性まひは出生前後に脳が損傷し、手足が自由に動かせなくなる。発症は1000人に1~2人程度。根本的な治療法はなく、リハビリが中心となっている。

 さい帯血はへその緒の血液で、様々な細胞に分化できる幹細胞が含まれる。高知大の相良祐輔特任教授によると、マウスを使った実験では、さい帯血中のたんぱく質などの作用で脳の幹細胞が活性化する様子が観察できたという。同大学は2011年に臨床研究を始めると発表したが、対象を同大学病院での出産に限定し、実施例はなかった。

 今回は約4万人がさい帯血を預けている民間バンク「ステムセル研究所」(東京)が協力。昨年12月、再生医療安全性確保法に基づき、同省に医療計画を提出した。計画では、ステムセルにさい帯血を保存する7歳未満の子どもに、さい帯血100ミリ・リットルを静脈注射。運動障害の程度などを調べ、安全性と効果を検証する。

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