文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

いきいき快適生活

介護・シニア

写真整理はテーマ別に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

手に負える分ずつ 前向きに「残す」を選ぶ

写真整理はテーマ別に

完成したアルバムを見る船岡さん(左)と松井さん。手前の箱で分類作業を行った(大阪市で)

 長い間に大量に増えた写真やアルバムの整理に悩む高齢者は多い。整理のコツを踏まえ、心構えを知っておけば大きな負担にはならない。

 大阪市の船岡千恵さん(77)は、段ボール2箱に写真を入れっぱなしにしていた。家全体の片付けも合わせ、整理収納アドバイザーの松井喜美代さん(兵庫県西宮市)に解決を依頼した。

 松井さんは「一度に全部やりきろうと思わないことが大切」と話す。手に負える分量と向き合い、残りは機会をみて整理すればいい。

 「とっておきの1冊を作るつもりで写真を選びましょう」。松井さんの言葉に従い、船岡さんは1箱分の整理から取りかかった。

 まず、松井さんが助言したのは、時系列にこだわる必要はないという点だ。特定の時期の写真を探すのは手間も時間もかかり効率が悪い。

 代わりに、「旅行」「孫」など、残したいと思う写真のテーマを設定する。今回は、「友人」「親族」「会社時代」など五つのテーマを設け、これに沿って残す写真と処分する写真を選別した。

 「その他」という項目は設けないほうがよい。迷った写真をとりあえず入れてしまい、結果的に整理にならない恐れがあるからだ。

 選んだ写真はA4サイズの紙に貼り、ファイルにとじていった。思い出のある手紙も貼った。ファイルはページが取り外しできるタイプ。後で順番を入れ替えたり、増やしたりできて便利だ。

 2人で約10日間かけて2冊が完成した。船岡さんは「もし入院しても、これなら持っていける。写真の片付けを通じて、自分の人生も振り返ることができ、気持ちがすっきりした」と喜ぶ。

 写真を選ぶ際は、「50枚」「100枚」など枚数を決めてもよい。アルバムにして1~2冊が目安だ。当然、整理しきれずに残る写真も出てくる。松井さんは「『死後に処分して』などと家族らに伝えておけば安心です」という。自分が写っていない家族写真も、迷うようなら子どもらに声をかけよう。

 かさばるアルバムをデジタルデータ化してまとめてしまう手もある。ページや写真を取り外せるアルバムなら、家庭用のスキャナーでも画像を取り込みやすい。

 アルバムの写真をDVDなどに収めるサービスを行っている写真店もある。

 松井さんは、写真整理の手順だけでなく「心構え」も説いている。「捨てるのではなく、残す写真を選んでいる。そう考えれば、前向きな気持ちで作業できるはずです」と話す。

  ■写真整理の効率を上げるポイント

  一度に全部を整理しようとしない

  時系列にこだわらずテーマ別に仕分ける

  写真は必要な部分だけ残して切り取ってもよい

  捨てるのに気が引ける場合は、写真の供養などをしてくれる寺社に納めてもよい

  捨てるのではなく残すものを選ぶ心構えで取り組む

 (松井さんの話を基に作成)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

いきいき快適生活の一覧を見る

コメントを書く

※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。

※個人情報は書き込まないでください。

必須(20字以内)
必須(20字以内)
必須 (800字以内)

編集方針について

投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、ヨミウリ・オンライン(YOL)、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。

コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。

次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。

  • ブログとの関係が認められない場合
  • 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
  • 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
  • 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
  • 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
  • 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
  • 事実に反した情報を公開している場合
  • 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
  • 個人情報を書き込んだ場合(たとえ匿名であっても関係者が見れば内容を特定できるような、個人情報=氏名・住所・電話番号・職業・メールアドレスなど=を含みます)
  • メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
  • その他、編集スタッフが不適切と判断した場合

編集方針に同意する方のみ投稿ができます。

以上、あらかじめ、ご了承ください。

最新記事