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室伏由佳のほっこりスポーツカフェへようこそ

医療・健康・介護のコラム

やっぱり1月からはじめたい! 生活習慣と食習慣の見直し

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 新しい年を迎えて2週間ほどが過ぎました。2017年、今年初のほっこりスポーツカフェ、開店です。

 皆さんはどんなお正月を過ごしましたか? 私はこれまでお休みというお休みをあまり取らないライフスタイルを送ってきましたが、小学生ぶり?(笑)ぐらいに、思い切って年末年始のお休みを満喫してみました。

 少し自分自身を解放する時間ができて、のびやかで穏やかな気持ちで2017年を迎えることができました。

やっぱり1月からはじめたい! 生活習慣と食習慣の見直し

写真1

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写真2

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写真3

 2016年のカフェでも書いたことがありますが、あまりお休みを入れず、コンスタント(恒常的)に何かをし続けることが、自身にとっていろいろなことに集中しやすい環境ができると感じて過ごしてきました。でも、休んでみると、やはり心身ともに「リリース(解放)」することはとても大切だと実感しました。「休むと、競技力が落ちる!」なんて心配をしながら過ごしていたアスリート時代が懐かしいです。その時の心の持ち方は、いまでも少し残っていますが。それが、自分を微調整したり、ニュートラル(偏りなく調和が取れた状態)に「戻す力」になっていたりすることもあります。

 ところで、私は胃腸がとっても弱いです。幼少期はよくおなかの調子を崩し、 ひど いと入院したこともありました。消化機能があまり強くないので、頃合いをみて食事量(もちろん内容も……!)を考えなければ、すぐに調子を崩してしまいます。小学校の給食をよく思い出しますが、なかなか食べられず、誰よりも時間がかかりました。そんな私も、スポーツ活動で「食べることもトレーニング」と習い、かつての自分よりかは食が太くなりました。それでも、気を付けて過ごすことには変わりありませんので、常におなかと相談して食生活を送っています。

 年末年始、おなかの調子が良く、調子を崩しやすい私としてはかなりの食事量を取っていました。おせち料理もそうですが、おいしい手作りの中華料理などもいただきました(写真1、2)。甘いものが大好きな私。知人が「 美味おい しいよ」と買ってきてくれたケーキなども……(写真3)。

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写真4

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写真5

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写真6

 そして、お休み中は、できるだけ外出して歩行するようにしました(写真4、5、6)。お休みだからこそ、行ってみよう!と思う場所へ出かけてみました。

 出歩いたことで、エネルギーを消費していたのか、体重の増加はありませんでした。食事回数は1日2食が私のスタンダードですが、お正月もそれを変えず。それにしても、栄養摂取量はかなり達していたと思います。

  いくら体重の増加がなかったからと言って、ボリュームのあるお食事はあまり続けるとよくないと分かっていますので、1月3日ごろから徐々に従来の食生活に戻していきました。この、「戻す力」や「変化させる力」が、実はとても大切なのだと感じます。生活習慣のなかでも、「少しのこと」と捉えていることって、ありますよね。その「少しのこと」「少しだから」という部分を「変化させる」のは、大きな労力ではないはずです。

 自分自身を弦に例えると、調律するような気持ちで、自身の身体と心と対話をして、少しずつ変えていきたいと思うのです。みなさんは、「戻す力」「変化させる力」、どんなところで必要だと感じますか?

 それでは、また次回のカフェでお会いしましょう!

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室伏由佳(むろふし・ゆか)

 1977年、静岡県生まれ・愛知県出身。株式会社attainment代表取締役。2004年アテネオリンピック女子ハンマー投げ日本代表。円盤投げ、ハンマー投げ2種目の日本記録保持者(2016年4月現在)。12年9月引退。

 アスリート時代には慢性的な腰痛症などスポーツ障害や婦人科疾患などの疾病と向き合う。06年中京大学体育学研究科博士課程後期満期退学(体育学修士)。スポーツ心理学の分野でスポーツ現場における実践的な介入をテーマに研究。現在、スポーツとアンチ・ドーピング教育についてテーマを広げ、研究活動を継続。現在、上武大学客員教授、朝日大学客員准教授や、聖マリアンナ医科大学スポーツ医学講座、徳島大学医学部、中央大学法学部など、複数の大学において非常勤講師を務める。スポーツと医学のつながり、モチベーション、健康等をテーマに講義や講演活動を行っている。日本陸上競技連盟普及育成部委員、日本アンチ・ドーピング機構アスリート委員、国際陸上競技連盟指導者資格レベルIコーチ資格、JPICA日本ピラティス指導者協会公認指導師。著書に『腰痛完治の最短プロセス~セルフチェックでわかる7つの原因と治し方~』(角川書店/西良浩一・室伏 由佳)。

公式ウェブサイトはこちら

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