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健康マージャン(下)対局中会話も脳トレ

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健康マージャン(下)対局中会話も脳トレ

 健康マージャンは普通のマージャンと同様、手元に13個の パイ を置き、新たに牌を一つ取って一つ捨てるを繰り返して、あがりの形を目指す。牌は34種類。引いた牌に応じて、臨機応変にあがりの形を変えていく。

 諏訪東京理科大(長野県)の篠原菊紀教授(脳科学)が行った実験によると、健康マージャンをプレー中の人の脳では、記憶や学習に関わる「前頭前野」や、想像力をつかさどる「側頭頭頂接合部」で血流量が増え、活性化しているのが確認されたという。

 「天満橋会館」(大阪市中央区)で健康マージャン教室の講師を務める松井一義プロ(48)は、「牌をつかむ指先の動きや、対局中の相手との会話、勝ったり負けたりによって生じる感情の変化も、脳の活性化に一役買います」と説明する。

 同教室に通う萩野好子さん(86)は「頑張って頭を使うのではなく、ゲームに熱中していたらいつの間にか頭のトレーニングになっている感じで、無理なく続けられます」と話す。

 健康マージャンの教室は、各地のカルチャーセンターや 雀荘ジャンそう などで開かれている。日本健康麻将協会((電)03・6261・3955)は協会加盟の教室を紹介している。

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