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パエリアで食卓にぎやか…蓋付きフライパン使い簡単に

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パエリアで食卓にぎやか…蓋付きフライパン使い簡単に

安斎晃撮影

 スペイン料理のパエリアは見栄えがよく、にぎやかなパーティーなどにぴったりだ。秋の食材をふんだんに使った2品を、スペイン料理研究家の加瀬まなみさんに紹介してもらった。

 「つまみにも主食にもなるのがパエリアの魅力」と加瀬さん。スペインでもハレの日の料理というだけに、食卓に運んで皆で囲めば、気分も盛り上がる。

 難しそうにも思えるが、蓋付きフライパンを使えば、専用の鍋がなくても手軽にできる。アルミホイルを二重にして蓋の代用としてもよい。日本の米はスペインの米と似ているのでおいしく作れる。

 まずは サケが主役のシーフードパエリア

 <フライパンにオリーブ油大さじ1杯を熱し、塩少々をふって一口大に切ったサケの表面を焼いて取り出す。次はオリーブ油大さじ1杯で、皮つきのまま1センチ角に切ったサツマイモを中火でいためる>

 サケ、サツマイモはしっかり火を通さなくてよい。

 <いずれもみじん切りにしたニンニク、タマネギ、ケッパー、3ミリ角に切ったドライトマト、米の順に加え、いため合わせる。水250cc、塩小さじ1/2杯を加え、煮立ったら弱火で3~5分、全体を混ぜながら煮詰める>

 米は洗わずに使う。新米なら水分を多く含むので、水を分量より1割減らす。

 <シーフードミックスを入れてサケを戻し、蓋をして弱火で13~15分炊く。蓋を外して水分を飛ばし、タイムやスライスアーモンドを飾る>

 魚介のうまみとサツマイモの甘みの調和が絶妙だ。ご飯に芯が残っていれば、水大さじ1杯を加え、蓋をしてさらに2~3分炊く。逆に水分が多いなら、蓋を外して約10分置いてから温め直す。

 スペインではパスタでもパエリアが作られ、短く切ったパスタも市販されている。 3種キノコのパスタパエリア は、スパゲティを1~2センチ長さに手で折ったものを使う。

 <フライパンにオリーブ油大さじ1杯を熱し、ひと口大に切って塩少々をふった鶏肉を強火でいため、焼き色をつける。みじん切りにしたニンニク、タマネギ、食べやすい大きさに切ったキノコを加えていため、すべて取り出す。オリーブ油大さじ1杯を熱し、スパゲティを3~4分中火でいためる>

 「スパゲティをこんがりいためてから煮れば、食感よく仕上がります」と加瀬さん。

 <具材を戻し、塩小さじ1/2杯、サフラン、トマトピューレを入れた水250ccを加えて強火にし、煮立ったら蓋をして中火に。袋の表示より1分短い時間で煮たら、蓋を外して水分を飛ばし、レモンを薄く切って飾る>

 2品とも食べる前に全体を混ぜると、余計な水分が飛び、おいしくなる。「チャーハン感覚で好きな食材を使ってみては」と加瀬さんは話す。

  ■材料(2~3人分)

  ・サケが主役のシーフードパエリア=写真奥=

 サケ200g/シーフードミックス100g/サツマイモ100g/ドライトマト10g/タマネギ1/2個/ニンニク1かけ/ケッパー小さじ1杯/米1カップ/タイム、スライスアーモンド適宜

  ・3種キノコのパスタパエリア=同手前=

 シメジ50g/エリンギ50g/マッシュルーム6個/鶏もも肉250g/タマネギ1/2個/ニンニク1かけ/トマトピューレ100g/サフラン1つまみ/スパゲティ180g/レモン1個

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