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ウエルネスダーツ(上)矢を投げて健康増進

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ウエルネスダーツ(上)矢を投げて健康増進

ウエルネスダーツで点数を競い合う高齢者たち。健康増進に効果があるという(大阪府茨木市で)

 10月下旬、ダーツのアジア太平洋地域の国際大会が開かれた立命館大大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)で、高齢者がダーツを楽しんで、わいわいと盛り上がっている一角があった。

 「私たちが薦める『ウエルネスダーツ』の初の大会です」。NPO法人「日本ウエルネスダーツ協会」(本部・大阪市北区)の理事長、上田豊さん(60)が紹介してくれた。

 円い的に向かって手のひらサイズの矢を投げ、点数を競い合うダーツ。2年に1回、世界大会も開かれ、世界で人気の競技だ。

 場所をとらず、筋力や体力も必要ない。高齢者や障害者が気軽に始められる、体への負担が小さいスポーツとして健康増進に役立てようと、同協会が2年前に発足した。「ウエルネスダーツ」(健康ダーツ)の普及を始めている。

 この日は、茨木市周辺や神戸市などから、数十人の高齢者が集まった。同協会指導員の久保弘子さん(69)は「集中力が必要で適当な緊張感もある。脳活性に良いですよ」という。大会に参加した同市東灘区の松宮れいさん(86)は「始めてまだ半年ですが、とても楽しい。友達にどんどん広めたい」といきいきと話した。

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