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医療相談室

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良性の胃ポリープ放置でよいか

 人間ドックで胃にポリープが見つかりました。「良性だが摘出した方がよい」と言われ、内視鏡治療ができる大学病院を紹介されました。そこでの再検査で、「大きさが1・2~1・5センチくらいで良性なのでそのままでよい」と言われました。放置しても大丈夫でしょうか。(75歳男性)

年1度の内視鏡検査で経過観察

中村 真一 東京女子医科大学 消化器内視鏡科教授(東京都新宿区)

 胃ポリープは「胃に発生する上皮性、良性、隆起性の病変」のことをいいます。広い意味で「腺腫、粘膜下腫瘍、がんなど胃の中に生じた隆起性病変の総称」を指すこともあります。過形成性、胃底腺、特殊型(炎症性、症候性、家族性)などの種類があり、一般的に多くみられるのは過形成性と胃底腺です。

 過形成性は、ピロリ菌感染による胃炎を背景に胃のどの部分にも発生します。色調は赤く、大きさは大小様々です。一方、胃底腺はピロリ菌に感染していない胃の中央部にできる2、3ミリの小さなポリープで、多発することもあります。胃底腺は悪さをせず、切除する必要はありません。

 診断がどちらのタイプなのか医師に確認することが大切です。質問では大きさが1センチを超えているので、過形成性と思われます。過形成性はがん化することもありますが、その頻度は低く、基本的には1年に1度の内視鏡検査で経過をみることが重要です。

 経過中に2センチ以上大きくなったり、粘膜の模様や形がいびつになったり、凸凹になったりした場合はがん化を疑い、切除すべきだと考えます。

 心臓や脳血管の病気で血を固まりにくくする薬を服用している場合は主治医とよく相談し、切除の適否を慎重に決めましょう。

 また、ピロリ菌の除菌治療でポリープが縮小もしくは消失したとの報告もあります。

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