わたしの医見
医療・健康・介護のコラム
脳梗塞の兆候
千葉県松戸市 主婦 56
60歳の兄の片足が思うように動かなくなった。3日後に整形外科を受診すると、軽い脳梗塞の疑いがあるという。翌日、脳神経外科の医院で診てもらうと、すぐに大きな病院へ連れて行かれた。検査の結果、やはり脳梗塞だった。幸い軽症で、10日ほど入院することになった。
退院間近、今度はろれつが回らなくなった。まれにあるそうだが、脳の反対側でまた、梗塞が起きたという。結局、兄は2か月近い長期入院となった。
この間、別の病院で脳梗塞に関する講演を聞く機会があった。講師の医師に兄のことを話すと、片側の手足に力が入らなくなるのは脳梗塞の兆候なので、すぐ専門医に診てもらうようにと言われた。大きな後遺症もなく退院できた兄に、「今度、兆候が出たら即病院」と伝えた。
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脳梗塞の兆候が出たときは
miikun
脳梗塞の兆候が出たときは病院の選択が重要です。 「高性能なMRI」を動かしているところへ急行して下さい。 病院の大小や医者の専門性は問題ではあり...
脳梗塞の兆候が出たときは病院の選択が重要です。
「高性能なMRI」を動かしているところへ急行して下さい。
病院の大小や医者の専門性は問題ではありません。
病院では(意味は分からなくてもいいので)
「脳梗塞ではないかと思うのでディフュージョンでMRIを撮って下さい!!」
とキッパリ伝えてください。
CTだけ撮って、異常がないから帰そうとするのはダメ医者です。
せっかく救急病院や巨大病院を受診したのに、ディフュージョンMRIを撮ってもらえず、発見が遅れた患者さんを何人も診ています。
ただ、ペースメーカーが入っていたりすると、MRIは撮れません。
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