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「女性の活躍を」ってどんなことなの?

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出産後も働ける環境作り

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「女性の活躍を」って

よく聞くけど

どんなことなの?

 ユキちゃんのお母さんは働いているのかな? 40年ほど前は、女性は結婚や出産をしたら、仕事をやめて専業主婦になるのが当たり前だったんだ。それをグラフで示すと、「M字カーブ」になる。この言葉は聞いたことがあるかな。

 横軸に年齢、縦軸に働いている人の割合をとって線グラフを描くと、学校を卒業して働き始めた女性も、20歳代後半~30歳代は働いていない人が多くなる。子育てが一段落した40歳代にパートの仕事に復帰する人が多かった。だから、線が「M」の形になるんだ。最近は働き続けるお母さんが増えてカーブが緩やかになっているよ。昨年の調査で、第1子の出産を機にそれまでの仕事を辞める女性は、初めて5割を切った。

 でも、十分に活躍しているとは言い切れない。結局、「育児は女性」という習慣が根強いため、子どもを持ったら、パートに変える女性もまだまだ多い。正社員は残業や転勤があり、お母さんには働きづらいからね。妊娠した女性に退職を強制するなどの「マタニティー・ハラスメント」までする悪い企業もある。

 国は2020年までに女性が管理職に占める割合を約3割にすると言っているけど、今はたったの1割なんだ。欧米諸国は3~4割なのにね。

 仕事の能力は男性と差がなく、働く意欲の高い女性が、子育てや介護の負担が重く、長時間労働についていけずにキャリアアップを諦めてしまう。本人にとって、幸せでないばかりか、働き手が足りずに困っている企業や経済全体にもマイナスだ。

 国も保育の受け皿を増やしたり、「女性活躍推進法」を施行したりと、女性が働きやすい環境を作ろうとしている。企業側も、転勤や残業がない「限定正社員」という働き方を選べるようにするなど工夫している。

 ただね、男性の長時間労働が改善されなければ、お父さんが子育てや家事をする時間がなくて、お母さんに負担が偏ることに変わりはないよね。国全体で働き方を見直して、性別に関係なく仕事で輝ける社会を目指したいね。(田中ひろみ)

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