私のマラソン道
コラム
ポケモン・ランでランニング復活!?
ラン復活の兆し?

5キロの卵は、5キロ走れば卵が割れてポケモンが誕生する!
走ってみると、オリエンテーリングをやっているようで、楽しかった。なかでもポケストップの公園でアプリを確認し、卵が孵化する瞬間に遭遇すると、素直にうれしい。いそいそとランに出かけるようになった。
台風が関東に接近したある日曜日、ポケモン・ランに出かけたら、突然の大雨に遭遇した。豪雨の中を走っていると、降り出しと同様な唐突さで雨が上がり、黒々とした曇天のどこからか清涼な風が吹いてきた。気持ちよかった。その瞬間、ずっと忘れていた「走る楽しさ」を思い出した。その日の夜、11月末に開かれる「東京マスターズロード選手権大会」という、名前は仰々しいけれど誰でも参加できる大会(ハーフマラソンの部)にネット登録した。
ちなみに、「ポケモンGO」アプリの計測によると、7月24日のアプリ使用開始以来、歩いたり走ったりした距離は、8月31日現在で119.68キロ。左足の踵はかすかな違和感があるが、痛むほどではない。
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東 一眞(ひがし・かずまさ)
【略歴】1987年入社。盛岡支局、北京特派員、東京本社経済部次長、メディア局企画開発部次長などを経て現職。自己ベストはフルマラソン4時間29分で、ハーフは1時間48分。「フルとハーフのタイム差がありすぎるのはスタミナのない証拠」と、上級者からはよく指摘される。まあ、その通りだなあと思っている。
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