タレント キャシー中島さん
一病息災
[タレント キャシー中島さん]皮膚がん(1)痛くもかゆくもない赤い点
17歳で芸能界デビュー。俳優の勝野洋さんとの間に3人の子どもを授かった。ハワイアンキルト作家としても活躍してきた。
明るくてパワフル。猛暑の中、全国を飛び回る。自らの青春時代を描いた舞台のほか、キルトの作品展や教室での指導。9月も、1日から大丸神戸店での作品展が控える。
「昨年までは、撮影がないと、すっぴんの日もあったけれど、今は必ず、日焼け止めクリームを塗っています」
今年1月、皮膚がんと診断された。右目の3センチぐらい下の場所だった。
異変に気づいたのは、昨年初め。赤い点ができた。だんだん膨らみ、夏には直径5ミリになった。痛くもかゆくもない。
「イボなら、そのうち取ろう」と様子をみていたが、不安になってきた。黒いかさぶたがぽろっと落ちても、その下にきれいな皮膚ができない。
受診には、ためらいがあった。「がんならイヤだし、たくさん切るのは怖いなって。まさか私がという気持ちもあって」
季節は秋に。背中を押してくれたのは、次女
「ママ、絶対良くない。がんかもしれないから病院に行って」
すぐに知人に相談し、大学病院の予約をとった。
◇
タレント キャシー
(2016年8月31日 読売新聞夕刊掲載)