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「早寝早起き」は本当に体にいいのか?…睡眠の新常識

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■昼寝の効果とコツ

 本当は、なるべく昼寝をしないで、夜にまとめて寝ていただきたい。けれども、どうしても仕事が長くて夜十分眠れない場合には、眠気を取って、気分の悪さを取って、パフォーマンスをあげるためには昼寝もよいでしょう。昼寝をすれば夜の睡眠に影響するので、午後2時か3時までに、時間でいえば30分から40分までの短時間がいいでしょう。眠気を取るという意味からいえば、30分くらいの昼寝で十分です。30分以上寝ると眠りが深くなりますので、どうしても起きた時のボンヤリ感が長く続きます。タイマーをかけて30分で、スパッと起きた方がいいですね。

 昼寝をすると、パフォーマンスは上がります。生活習慣病がある方は、昼寝をしただけで、血圧が少し落ちたり、血糖のコントロールがうまくいったり、そのような効用が知られています。うまく使えば、とても体には良いものなのです。

 ただ昼寝をすると、夜中に短時間睡眠で済む、というのは間違った考え方だと思います。免疫にしても代謝にしても、睡眠が持つ体への良い効果は、夜中にまとめて一定時間寝ることで、初めて発揮されるのです。眠気は昼寝である程度取れますが、体全体への影響を考えますと、夜中にきちんと寝るというのが、最終ゴールなのです。昼寝は、働く世代などで、どうしても夜にまとまって眠れないという人の次善の策なのですね。

 

■脳を冷やせば快眠

 自分が朝型なのか夜型なのかは、自己診断できます。ざっくりと言って、起きてから寝るまでの間、十数時間ありますが、そのなかで起きてから4、5時間の間にパフォーマンスが上がる人、つまり、書き物とか仕事だとか人に会うとか、早い時間にやったほうが調子が良い、能率が良いという人は朝型です。夕方過ぎに調子が良くなる人は夜型ですね。

 脳がうまく冷えてこないと、質のいい睡眠ができないのです。でも、私たちは、手足から熱を逃がして脳を冷やしています。暑い夜に睡眠をとるには、例えば冷却材にタオル巻いて、すこしヒンヤリするものを足にあてて眠ったりすると、皮膚の表面から熱が逃げて脳の温度も下がる。部屋の温度を下げるよりも、手足の表面を冷やすほうがやりやすいし効率的です。太い血管が通っている首筋を冷やすのも一定の効果があります。冬は布団から手足が出ると熱が逃げて寝やすいということがあります。

          ◇

※7月20日放送のBS日テレ「深層NEWS」(月~金曜日の22~23時放送)を再構成しました。

 

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