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AIで患者の転倒予防…NTT病院など、実用化へ実証実験

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 NTT東日本関東病院(東京)とベンチャー企業のFRONTEOは今秋、人工知能(AI)を活用して入院患者の転倒や転落を予測する実証実験を始める。

 寝たきりにつながる転倒や転落を防ぐのが狙いで、年内の実用化を目指す。

 がんや心臓病の患者は手術後などに体力が落ち、転びやすくなる。ベッドから起き上がろうとして落ちることもある。高齢者も多く、骨折し寝たきりや車いすの生活になる場合も多い。

 同病院などは、電子カルテに記載された患者の運動機能と注意力などに関する情報を人工知能を使って分析、転倒のリスクが高い患者を数分で見分けるシステムを開発した。転倒した患者約350人を事後分析したところ、78%をリスクが高いと判定できた。ふらつくのに歩きたい気持ちが強い人などが該当した。

 実証実験では、リスクが高いと判定された患者に対して、歩行時に看護師が付き添ったり、転びにくい靴を履くように勧めたりして、転倒を防げるか調べる。

 これまで、看護師らが患者から運動機能や精神状態を聞き、リスクを評価してきたが、時間がかかるのが課題だった。同病院の中尾正寿看護長は「人工知能が実用化されれば、時間を患者の別のケアにあてられる。患者の状態をより適切に評価できる」と期待する。

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