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虐待とトラウマ(4)自助グループ 思い共有

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虐待とトラウマ(4)自助グループ 思い共有

近親者から性的虐待を受けた女性被害者の自助グループ「シアブ」を設立した女性(左)と話すB子さん

 幼少期に性的虐待を受けた過去と向き合おう。そう決心した東京都の団体スタッフ、B子さん(48)は精神科クリニックを受診した。

 医師に性的虐待を受けていたことを話すと、近親者から性的虐待を受けた女性被害者の自助グループ「シアブ(SIAb.)」を紹介された。

 シアブは当事者同士で体験などを語り合う活動を定期的に行っている。話をしたり他人の話を聴いたりして、過去に受けた自分の体験や成育歴を客観的に見つめ、トラウマ(心の傷)からの回復を図る。

 B子さんは2013年9月頃、シアブの活動に初めて参加した。7、8人程度の女性が車座になって、1人ずつ、自分の体験や思いを順番に話していった。

 父親から受けた性的虐待なのに、助けてくれなかった母親を 辛辣しんらつ に批判する人、「『虐待は過去のこと。もう忘れなさい』と言われると、どこか引っかかってしまう」と話す人……。どの話も共感できた。

 今まで、性的虐待を受けたことを人に話しても「ポルノまがいの体験をした武勇伝」としか思われず、本当の気持ちは理解してもらえないと思っていた。だが、なかったことにされてしまうことには怒りがあった。B子さんは定期的にシアブの活動に参加し、繰り返し自分の体験を語ったり性的虐待を受けた別の人の話を聴いたりした。

 

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