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[虫刺されを防ぐ](4)ハチは2回目が危険

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[虫刺されを防ぐ](4)ハチは2回目が危険

 ハチに刺されて毎年20人前後の死者が出ている。スズメバチが一番毒性が強そうに思えるが、独協医科大学越谷病院呼吸器・アレルギー内科准教授の平田博国さんは「ミツバチでも重症になることがある」という。刺されやすいのは攻撃性の高いスズメバチやアシナガバチだ。

 刺された所に、アンモニアをかけると治るというのは俗説。ステロイド剤か抗ヒスタミン剤の軟こうを塗る。

 2回目に刺された時が危険とされるが、これは正しい。平田さんによると、最初に刺された後、しばらくするとアレルギーの原因となる抗体が体内で作られる。次に刺されると、この抗体とハチ毒が作用して、全身にじんましんが現れたり、顔がむくんだり、呼吸が苦しくなったりするほか、血圧が下がって意識を失う危険な状態に陥ってしまう。

 症状は数分で起きることがある。平田さんは、刺されたら、しゃがんで誰かに連絡をとり、一人で動かないよう勧める。何らかの症状が表れたら、ショック症状を防ぐ自己注射「エピペン」があれば、速やかに注射する。ハチ毒に対する抗体の有無は病院で検査できるが、あくまで目安。1回目でも群れに複数箇所刺されれば、命にかかわる。

 刺されないためには、巣の近くで大きな音や振動を起こさないこと。巣の駆除は専門家に任せる。清涼飲料水や香水には、ハチを攻撃的にさせる成分があるため、外出時は控える。黒い物を攻撃する性質があるので、明るい色の服や帽子にしたい。(原隆也)

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